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原巨人「オールスターファン投票」2年連続“ゼロ”の屈辱か…

東京ドーム
東京ドーム (C)週刊実話Web

名門球団の意地として、2年連続の屈辱だけは絶対に避けなければならない。

5月26日に、今年のオールスターゲームのファン投票が始まった。注目は〝完全試合男〟千葉ロッテの佐々木朗希だろう。セ・リーグを指揮する高津臣吾監督も佐々木との対戦を「楽しみ」と語っていたが、一方で、〝球団のメンツ〟もかかっているファン投票に関心が集まっている。

着目すべきは巨人選手のファン投票で、昨年はゼロだった。2年連続となれば、長い球団史における初の屈辱だ。

「昨年は『言い訳』ができたんです。チームの成績が振るわなかったこと、人気全国区の阪神が前半戦を独走し、そこに新人の佐藤輝明も活躍し、その相乗効果で阪神選手に投票が集中した感もありましたから」(スポーツ紙記者)

「巨人選手のファン投票選出ゼロ」は、過去3回。他の2回は1995年と2003年。ともに優勝を逃しただけではなく、03年の優勝チームは阪神。昨季もペナントレース終盤までデッドヒートが続き、「阪神が強いシーズンは巨人票が集まりにくい」との傾向もあるようだ。

1位選出が期待される新人クローザーの大勢

「ファン投票1位が期待できそうなのは、新人クローザーの大勢、ライバルが外国人ばかりの一塁手、中田翔くらい。人気の高い坂本勇人は、選ばれても故障明けで無理はできない。一方、岡本和真の三塁手は激戦。昨年、リーグ最年少記録でMVPを獲得したヤクルトの村上宗隆がいますからね」(同・記者)

阪神はJ・マルテの故障再離脱により、佐藤がスタメン三塁で起用される試合も増えてきた。今後、関西の票は佐藤に集中するかもしれない。

「阪神ファンはペナントレースの低迷を受け、『せめて佐藤を球宴に』と、一致団結してくるかもしれません。交流戦でチームが沈んだら、岡本の投票が伸び悩むこともあり得ます」(テレビ局スポーツ担当)

クローザー部門での1位選出が期待される大勢。6月1日の中間発表では見事1位だったが、最終の投票結果を見なければ分からないというのがホンネだ。過去の投票をさかのぼってみると、巨人からクローザーが選出されたのは、02年までない。生え抜きのクローザーが定着しない印象があるため、「投票が伸び悩む」とも予想されている。

首位戦線を順調に戦っているが、6月27日の投票締め切り日、巨人は屈辱に見舞われる危険性も高そうだ。

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