超難問から常識クイズまで、幅広いジャンルの問題で人気を集めてきたクイズバラエティー『ネプリーグ』(フジテレビ系)。
しかし、5月30日の放送では企画が大幅に改変され、視聴者からの批判が殺到してしまったようだ。
同日の番組では、恒例のゲストを交えたさまざまなクイズ対決ではなく、冒頭から「ダウンロード世界一 TikTokクイズ」と題した企画が。「クリエイターチーム」「ビギナーチーム」「未体験チーム」の3チームに分かれ、まずは人気動画プラットフォーム『TikTok』の魅力を紐解いていく。
もちろんクイズも出題されたが、問題は「TikTok」のエフェクトとして話題の〝ダイナミックフォト〟がどのような機能なのかというもの。また国内ナンバーワンティックトッカーの景井ひなが登場し、クイズの正解を発表していった。
若者にすり寄り過ぎ?
その後も「TikTok」に関するクイズばかりが出題され、1時間丸々「TikTok」尽くしに。もはや別番組のような変貌に往年の番組ファンも絶望し、ネット上では、
《今日のネプリーグくそつまらないな。若い人を意識してるんだろうけど、今まで通り普通にクイズやってほしい》
《ネプリーグくん、そろそろ放送終了しそう。放送終了しても、次の番組つまらないんだろうとは思うが》
《おじさんには、今日のネプリーグがとてもつまらない…》
《ネプリーグのTikTok特集とか地獄みてえな回だな。クイズじゃないとつまらない》
《今日のネプリーグなんだこれ? クソつまらないんだが》
などと、ブーイングの嵐が巻き起こってしまった。
「同番組は今年1月ごろ、『スカッとジャパン』(フジテレビ系)の打ち切りが報じられた際に同時に〝打ち切り疑惑〟が浮上していました。その理由は2003年から長きに渡って放送されているため、〝ネタ切れ感〟が漂っていること。また近年はドラマや映画の番宣芸能人ばかりが出演し、視聴者からも《ただの番宣番組》と酷評されています。しかも、全盛期は平均世帯視聴率が15%から20%前後も記録していましたが、現在は7%前後と半分以下に。テコ入れで内容を変えたのでしょうが、打ち切りがより早くなりそうです」(テレビ誌ライター)
若者にすり寄った企画で、ますます視聴者離れが加速してしまった「ネプリーグ」。果たして、2022年を無事に乗り越えられるのだろうか。