フジテレビは5月18日、社長に港浩一共同テレビジョン社長が就任する人事が内定したと発表。6月28日予定の株主総会と取締役会で正式決定する。
港氏は1976年にフジテレビに入社。制作部ではバラエティー番組のディレクターを務め、『夕やけニャンニャン』や『オールナイトフジ』など数々の人気番組を担当。また、プロデューサーとしても、お笑いコンビ『とんねるず』の冠番組『とんねるずのみなさんのおかげです』、『とんねるずのみなさんのおかげでした』などのヒット番組を次々に手掛けた。
「全日帯を通して視聴率1ケタの番組が並ぶテイたらくのフジだけに、港氏には斬新な改革と立て直しが期待されていることがうかがえます」(テレビ局関係者)
この一報に即座に反応したのが、お笑いタレントの明石家さんまだ。5月21日深夜放送のMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』で港氏の新社長就任に言及。「バラエティーは大事にしてくれはるから、バラエティーは多くなる」としつつも、「でもまあ、『とんねるず』になるやろなあ。残念。俺の知ってる人は誰も社長にならない。悲しい…。つらい…」と笑わせた。
現場ではすでに“オワコン”扱い…
「『とんねるず』は、2018年3月に『みなさんのおかげでした』が終了して以来、コンビでの出演は不定期特番のみ。石橋貴明、木梨憲武は、それぞれソロ活動がメインで、一時は解散説も囁かれました。ただ、全盛期にコンビを組んだ港氏だけに、2人にレギュラー番組を持たせるのは自然な流れなのでは」(芸能記者)
とはいえ、レギュラー番組が復活できても、視聴者に受け入れられるかどうかは、微妙なところだが…。
「いくら港氏が呼び戻したくても、すでに現場のスタッフたちの間では〝オワコン〟扱いにされている。おまけにギャラも高く、制作費削減の動きに逆行することにもなる。それでいて数字が取れなかったら大惨事。すぐさま、新社長の責任問題に発展するでしょうね」(前出のテレビ局関係者)
「楽しくなければテレビじゃない」も、今は昔か…。