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明石家さんま“元相方”が逮捕…当時を知る島田洋七の証言

明石家さんま
明石家さんま (C)週刊実話Web

明石家さんまの元相方が詐欺容疑で逮捕された。5月19日、愛知県警に詐欺の疑いで逮捕されたのは、名古屋市中村区の元落語家で無職の高橋平明容疑者。同容疑者は、さんまの兄弟子でもあった。

高橋容疑者は昨年10月、知人で愛知県豊田市の自営業の男性に「イベントの仕事を受けたんだが、準備金が足りないので200万円貸してほしい」などとウソの内容の電話をかけ、現金200万円を騙し取った疑いが持たれている。

高橋容疑者は京都産業大学卒業後、露の五郎に弟子入り。その後、笑福亭松之助に再入門。松之助の本名である『明石』の名前をもらって明石家小禄として落語家デビューした。

「さんまは高校3年のときに京都花月劇場で見た松之助の新作落語に感動して卒業後、内弟子修行を始めた。高座名は『笑福亭さんま』。その後、明石家さんまとして再出発したんです。売れない時代が数年続いた1970年代後半に『スタジオ2時』(毎日放送)の企画〝若手漫才選手権〟への出演オファーがあったんです」(元吉本興業関係者)

コンビで形態模写漫才

さんまは兄弟子だった小禄とコンビを組んで出演。形態模写漫才で、最後にさんまが巨人のエースだった小林繁の投球フォームを披露し、大ウケした。

さんまの先輩で当時を知るお笑いコンビ『B&B』の島田洋七が語る。

「花月劇場で見ましたが、おもろかったですわ。ウケたんで吉本から〝本格的に漫才をやらないか〟と打診されたんですが、ピンでやりたいさんまが断って、コンビを解消したと聞いています。それが今では、さんまは大スター。兄弟子で相方だった小禄は詐欺師。人生、分かりませんね」

コンビ解消時、高橋容疑者は京都でスナックを経営していたが、金銭トラブルが原因で吉本興業を退社。その後、芸名〝五所の家小禄〟として、主に東海地方でイベント司会などの仕事をしていたという。

「そのころから金に困って、寸借詐欺のようなことをやっていたウワサがありました」(前出の元吉本興業関係者)

コンビは明暗が分かれる。

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