エンタメ

JRA重賞『日本ダービー』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
(C)JRA

過去10年、1番人気馬は【3・2・2・3】で、馬券圏内という観点からはまずまず安定している一方で、近4年連続で9番人気以下の穴馬が3着以内に突っ込んでおり、波乱を巻き起こしている。

前走別に見ると、やはり皐月賞組が【7・8・5・66】と圧倒的だが、9着以下は27頭が出走しすべて4着以下。皐月賞大敗からの巻き返しは厳しい状況だ。また、ダービーのポールポジションとも言われる1枠1番は、【2・2・1・5】と半数が馬券圏内に入っている。ここも気にしておいたほうがよさそうだ。

★軸馬=イクイノックス
新馬戦、東スポ杯2歳Sとデビュー2連勝を決めたあと、ぶっつけで皐月賞に挑むという異例のローテーションを選択したイクイノックス。その皐月賞では、10キロ増の影響もあってか、ゴール前の叩き合いでジオグリフに競り負けたものの、3着以下には1馬身4分の1差をつけ2着を確保。改めてポテンシャルの高さを印象づけた。ひと叩きしての体調アップは必至で、この距離も問題ないだろう。初年度のキタサンブラック産駒が、いきなりのダービー制覇となるか。

★相手=ドウデュース
2歳時は3戦3勝でJRA賞の最優秀2歳牡馬に選出されたドウデュース。年明けは弥生賞2着、皐月賞3着と、ゴール前でわずかに及ばないレースが続いており、やや仕掛けを待ち過ぎているようにも感じられるが、すべては東京芝2400メートルを見据えての戦略だったのかもしれない。デビューからコンビを組む武豊騎手は、ダービーの通算成績が【5・3・2・22】だが、皐月賞で自身が騎乗し3着以内だった馬に限れば【2・1・1・1】と、信頼度が高い。2013年のキズナ以来のダービー6勝目をマークする可能性は十分だ。

★相手=ダノンベルーガ
2戦2勝で臨んだ皐月賞は、ゴール寸前で競り負ける4着だったダノンベルーガ。最内枠から、芝が傷んだインを回ったことが最後に響いたか。共同通信杯を勝つなど実績のある東京コースに替わるのはプラスで、川田騎手とも2戦目で息も合ってくるはず。前走以上のパフォーマンスに期待したい。

父キズナと同ローテ同枠番のアスクワイルドモア

★相手=ジオグリフ
共同通信杯が2着だったこともあって、皐月賞は5番人気だったが、その評価を覆す快走を見せたジオグリフ。4コーナーから馬群の大外を回すロスの多い競馬となりながらも、勢いのままに押し切った。東京コースでも①②着と好走歴があり、ここも当然有力。

★相手=アスクワイルドモア
前走の京都新聞杯は、中団のインで脚をため、ゴール前で鋭く抜け出しレコード勝ちを収めたアスクワイルドモア。これが重賞初勝利ではあったが、札幌2歳S2着、きさらぎ賞4着などの好走歴があり、決してフロックではない。過去10年、京都新聞杯勝ちからダービーに臨んだ馬は【1・1・1・6】。同じルートでダービー馬となった父に続きたいところだ。

★相手=プラダリア
未勝利、青葉賞と2400メートルで2連勝中のプラダリア。今回の登録馬の中で、この距離で勝ち鞍があるのは他にいない。過去10年、前走で重賞を勝っていたディープインパクト産駒は【3・1・3・6】と過半数が3着以内に入っている。一発があるか。

あわせて読みたい