ワクチンも安心できない!新型コロナ“第4波”…突然変異ウイルスと副作用

ほぼ毎日のように国内の新型コロナ新規感染者数が過去最多を更新し続けている。12月14日、政府はようやく観光支援事業「GoToトラベル」について、年末から全国で一斉に一時停止する措置を決めた。

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「変異株は常に変化し続けている。1つの同じウイルスが蔓延していると考えているとすれば、それは間違いです。政府は変異ウイルスの情報を出して、最悪のケースを予想し、しっかり対策を講じなければ、国として成り立たない」(医師で作家の外岡立人氏)

参考までに言えば、全国で1日5000人以上の感染者数が出た場合、発生数が多い都市、地域はロックダウン(封鎖)の対象となる。

「全国的には感染者数はピークに達し、緩徐に減少傾向にありますが、局地的には医療機関におけるクラスター発生が見られ、医療ひっ迫の様相を呈している地域もあります。秋口のウイルスが変異して、場合によっては年末年始にかけて死者が増える可能性もあります」(外岡氏)

“歴史”がない新型コロナにワクチンは未知数

実は、コロナの発生源とされる中国では、新型コロナ感染による1日の死者が4月にゼロになって以降、1人も死亡者を出していない。

「中国本土の新規患者数は3月から減っていた。感染者が海外から中国に入ることによる第2波にも見舞われたが、死者は出なかったのです」(医療関係者)

中国では、無症状感染者がウイルスを拡散するのではないかという懸念が国民の間に広がっているため、現在は無症状感染者数の発表まで行っている。一党独裁の中国とはお国柄が異なるが、参考になる話である。

「世界は現在、第3波のピークを迎えています。この状態が続いてピークを高めるか、それとも突然変異ウイルスが生まれて、第4波となり、さらなる感染者数を増やしていくのか…それは今の段階では分かりません」(外岡氏)

新型コロナは世界で1日約60万人の新規感染者を出している。

「ワクチンもできるにはできたが、どれほどの効果があるかは未知数。新型コロナの場合、歴史がないだけに副作用も心配される。長期間の神経障害、中枢神経異常の発生が怖いのです」(外岡氏)

第4波への警戒が必要だ。

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