
立憲民主党(以下、立民)と性を巡る問題は、切っても切れない関係にあるようだ。
かつて立民に所属し、議員辞職を余儀なくされた本多平直元衆院議員。彼が『文藝春秋』6月号に寄稿した《「14歳と性交」捏造発言で立憲民主を去った私》と題した言い訳がましい手記が、立民内で話題となっている。
昨年6月4日の産経新聞のネットニュースに「驚愕した」という話から、手記は始まっている。産経新聞が報じた内容とはこうだ。
《立民の性犯罪刑法改正に関するワーキングチームで、中学生を性被害から守るための法改正を議論した際、出席した議員が『50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい』などとして、成人と中学生の性行為を一律に取り締まることに反対したことが分かった》
この「議員」こそが本多氏であり、産経新聞は発表時点では匿名報道をしていた。だが、寄稿文によると、本多氏は自分のことだとすぐに分かったという。それはそうだろう。そして「明確に申し上げるが、私はこの『発言』をしていない」と主張しているのである。
では、本当は何と言ったのか。寄稿文によると、大阪大学法学研究科の島岡まな教授が「年齢差の大きな恋愛は絶対に存在し得ない」と発言したことに対し、「『絶対』という表現はどうなのか。例えば、50代の私が『14歳との恋愛が存在している』と言っても、存在し得ないと言えるのか」と応戦したのだという。
参院選に出馬させようとする動きもあったが…
ただ、言ったというそのセリフも所詮は自己申告。どこまで本当かは分からない。仮にそう語ったとしても、性交同意年齢に関する議論をしている際のやり取りだ。捏造というには無理がある。
寄稿文では枝野幸男代表(当時)にホテルの一室に呼び出された際、離党を要請され、「離党する気はありません」と答えたところ、「お引き取りください」と退席を迫られたことも暴露している。本多氏は枝野氏の元政策秘書。裏切られたという思いだったのだろう。
「『身内に甘い』との批判を避けるためだったとすれば、人の眼を気にした道理に反する行為だと言わざるを得ない」と、バッサリ切り捨てている。
「嵐のような批判は、とてもすべてを直視することはできなかった。特に『発言』を私の願望と捉えて『ロリコン』などと揶揄するネット上の書き込みについては、断片的にしか知らない」とも記しており、〝ロリコン〟呼ばわりされたことは知っていたようだ。
立民は当初、党員資格停止1年という厳しい処分を検討するなど、本多氏を追い詰めていったが、その背景には、立民がフェミニストや左派系市民団体などに支持されていることがある。誤解だろうが捏造だろうが、立民の支持基盤に傷がつく以上は、厳しい対応をせざるを得なかったというのが本当のところだろう。
本多氏は報道された後、「おわびして撤回する」という謝罪のコメントを出したが、そのコメントを取り下げるような今回の寄稿。党幹部は「結局、何を言いたいのかよく分からない」と突き放している。
手記の末尾には「この1月、ある無所属の国会議員から政策秘書のお誘いを受け、お引き受けした。歩き始めるきっかけを頂き、感謝している。政治一筋で歩いてきた人生、やはり政治に携われることはありがたい」と書いてある。
全国紙政治部記者は「国会議員に復帰できないことが悔しくて仕方ないんですよ。悲痛な叫びを聞いてほしくて書いた寄稿にすぎません」と、あきれ顔だ。
もちろん、党内には妻の西村智奈美幹事長をはじめ、本多氏に同情する議員も少なからずおり、夏の参院選に全国比例で出馬させようとする動きもあった。しかし、当然のことながら、その計画はあっさり執行部に潰された。
過去にも多々ある立民の問題発言
ちなみに秘書としてお仕えしている〝無所属の国会議員〟とは、作家でタレントの室井佑月氏を妻に持つ米山隆一衆院議員だ。米山氏といえば、出会い系サイトで知り合った女性と援助交際していたことが発覚し、新潟県知事を辞職したことで知られる。党内からは「米山氏と本多氏の組み合わせは妙に納得」との声が漏れる。
ところで、性絡みの話題で思い出す元立民議員といえば、初鹿明博元衆院議員だろう。旧民進党時代の2016年12月、20代の舞台女優に誘われて都内の焼肉店で食事をした後、帰りにその女性をラブホテルに連れ込もうとしたことを『週刊新潮』に報じられ、青年局長の辞任に追い込まれた。
同誌の直撃取材に「ホテル行こうって、相手もいいって言ったからね」「みんな奥さん以外に、はけ口を求めていると思うよ」などと答えたというから、開いた口がふさがらない。
初鹿氏は翌17年11月、今度は『週刊文春』に15年5月にタクシーの車内で、知人の女性にわいせつな行為をした疑惑を報じられた。初鹿氏は「事実ではない部分がある。強制わいせつはない」と報道を否定したが、19年12月に強制わいせつ容疑で書類送検。当たり前だが〝はけ口〟を求めてはいけない。
このほか、元立民衆院議員で現在、れいわ新選組の高井崇志幹事長は、20年4月、新型コロナウイルス感染症のまん延で緊急事態宣言が発令中にもかかわらず、東京・新宿歌舞伎町にあるセクシーキャバクラでお遊びを楽しんでいたことが報じられ、当時所属していた立民から除籍処分を受けている。
なぜか立民の看板政策である「ジェンダー平等」とは程遠い人物が散見されるが、よくよく考えれば「ジェンダー平等」という考え方に合わなかったがゆえに、立民から消えていったということかもしれない。
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