SGオールスターの余韻が残る川口オート。再びグレードレースが行われ、聖地のバンクがヒートアップする。
『GⅡ川口記念』が、5月25日から5日間にわたって開催。今回は、シリーズの優勝戦線について探っていきたい。
開催タイトルからして、地元勢の注目度が高いシリーズ。過去には鈴木清、佐藤摩弥などの地元伏兵選手のグレードレース初制覇で盛り上がった大会でもある。そんな中、今年は永井大介に期待したい。先のSGオールスターでは、近年のSGの中で1番の気配を見せ、優勝戦が、もしも「良走路」だったら、3年半ぶりのSG制覇が現実味を帯びていたはず。マシン状態はもちろん、スタートからの「永井らしさ」が完全に戻ってきており、注視したい。
昨年チャンピオン青山周平も虎視眈々！
そして、先のオールスターでは執念の追い上げを見せ3着だった加賀谷建明にも、大きな期待を寄せたい。敗れはしたものの、SG優勝戦で1番人気を背負っていたのは紛れもない。これから雨量の多い季節になるのも加賀谷を後押しする。2009年の川口記念の覇者でもあり、天候を問わず期待したい。
外来では青山周平、髙橋貢、木村武之、浦田信輔がビッグネームとして登場。特にナンバーワンの青山は昨年のチャンピオンでもあり、連覇を懸けて出場する。オールスターではよもやの終戦だったが、心機一転の走りに期待したい。
地元が牙城を守るのか？ それとも…。見応えのある5日間となりそうだ。