
『日本共産党 噂の真相』(育鵬社:篠原常一郎 本体価格1600円)~本好きのリビドー/悦楽の1冊
2020.12.16
エンタメ
ユーチューバーの「フワちゃん」が大人気と、人づてに聞いた最初はフワどころかスワ(素破)、と思わず声に出して驚いた。よりによってあの共産党の最高指導者、不破哲三がまさか?
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確か八十路はおろか九十代にさしかかる年齢のはず。それがSNSいなSOS状態の、沈滞する党勢を一挙に盛り返すためにと、遂に御大自ら若年層の支持獲得に向けそこまで貪欲に動くとは。さすがいまだカリスマ的存在のなせる業。一体どんな奇策に打って出たのか、興味本位でチャンネル登録を…とよくよく調べてとんだ不破違いに気付いた次第だが、とはいえ表向きトップの地位にある志位和夫委員長を超えた不破氏の、党内における隠然たる影響力は、本書を読む限り、依然健在らしい。
著者の告発に掲げるべきは赤旗ではなく白旗?
国会での日本共産党というと、一見、反論できなさそうな正論を誰もがキンキン声でまくし立てている印象だが(たとえば北方領土問題。四島のみならず千島全部と南樺太も含めてロシアに返還要求すべき、とする主張だけは見事に立派)、元党専従職員で代議士秘書も務めた著者によればつくづく言行不一致、看板と内実の乖離ぶりが酷い。そもそも他党の代表選を指して民主主義の不在だの、7年9カ月の前内閣を長期政権の驕りだのと散々罵倒する割には、委員長の志位氏自身、在任20周年で選ばれる過程も正直、一般には不透明。専属料理人に運転手、護衛付きで宮殿と見紛う大豪邸に党費で隠棲する不破氏は、果たして、〝弱者の味方〟なのか。極め付きは「第二事務」と呼ばれる影の組織で、党員の私生活まで実は秘かに監視するとか。これじゃ、呪詛の対象だったかつての憲兵隊や特高警察と変わらない。著者の告発に、党が掲げるべきは赤でなく白旗では?
(居島一平/芸人)
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