今、テレビ界で〝おいしい仕事〟とされているのが、ナレーションだ。
新型コロナウイルス感染がまん延した裏で、価値が見直されたばかりか芸能界での地位も大幅にアップ、争奪戦が勃発しているという。実際、昨今のテレビ界を見回していると、実に多くの芸能人がナレーターにチャレンジしているのだ。
「『鎌倉殿の13人』(NHK)の長澤まさみや『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)の中山美穂、『NHKスペシャル』の山田孝之、豊川悦司、松重豊、西島秀俊…そして『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系)の小日向文世など数えればきりがありません。しかも、ジャニーズ事務所を筆頭にアイドルなど多くの芸能人がナレーションの仕事を狙って動いています」(芸能プロ関係者)
テレビ界でナレーターが注目される理由は、その仕事内容にある。稼働率を考慮すれば、「芸能界で一番実入りがいい」と評判を呼んでいるのだ。
「ナレーションはメークも衣装も必要ない。ここだけの話、人気女優やアイドルでも朝起きてパジャマのままタクシーに乗ってスタジオ入りしても怒られないし、後ろ指を指されることもない。忙しい芸能人にとってうれしいのはケツ(終わり時間)が見えていること。次のスケジュールが入れやすいんです」(民放編成マン)
旨味はドラマをはるかに超えるギャラ!
ギャラ設定にしても、芸能人を惹きつけている。
「1時間番組の場合、それなりに顔と名前が売れているなら最低でも30万円~。高くて50~60万円。ドラマ出演の半分以下のギャラですが、拘束時間を考えたら時給はドラマを超えるんです。正味、30分足らずです。ベテランだとホンテス(テストを兼ねた本番)15分でナレーション録りを終わらせてしまう猛者もいます。中には用意周到、自分で録音を済ませてくる強者もいるほどです」(テレビ番組制作プロデューサー)
芸能界でナレーションが引く手あまたなのは、コロナ禍が影響している。
「現在はコロナ禍前の日常生活に戻りつつありますが、再び感染拡大してもナレーションの仕事は確実に需要がある。ナレーターで評判が高まれば、〝エンケン〟こと遠藤憲一のようにCMや映画の告知ナレーターという道も見えてくる。それこそ億万長者です。エンケンは映画の番宣ナレーターで一財産を築き、資産10億円といわれているんです」(前出の芸能プロ関係者)
タレントの間でもナレーションの旨味が知れ渡っているそうだ。
「申し訳ないが、声優やプロのナレーターは今後、仕事をどんどん奪われると思いますね」(事情通)
数年後、真のミリオネアはナレーターから数多く誕生するかもしれない。
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