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有吉弘行がラジオで上島竜兵さんを追悼「バカだなとか言おうと思ったけど、お礼しか出なかった」

上島竜兵さん、有吉弘行
上島竜兵さん、有吉弘行 (C)週刊実話Web

5月11日に急死したお笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵さん(享年61)について沈黙を貫いていた有吉弘行が、15日に放送されたラジオ『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』で現在の心境を語った。

「驚いたよ。結構元気出たつもりだったけど、落ち込んだりを繰り返すね」と話し始めた有吉。上島さんとは11日の夕方に対面したことを明かし、「特別に顔を見せてもらえて、2人きり…」と言いかけて「なんか、悲しいな…」と涙声になり、「放送事故になっちゃう」と言葉を絞り出した。

通夜、密葬には〝親族扱い〟で参列したとも明かし、「肥後(克広)さんがずっと頑張っててさ。出川(哲朗)さんが最後に顔を見て泣いているときも『キスした方がいいんじゃない? やってくれよ』って」と、葬儀の様子も詳しく報告。

一番つらいはずのダチョウ倶楽部のメンバー・肥後と寺門ジモン、上島さんの妻・広川ひかるが、気丈にあえて明るく振る舞い、みんなに声をかけていたという。

「最後の最後に爆笑して」

「ひかるさんらしくて。『竜さんが、寅さん好きで』っていう話をしようと思ってたんだけど、いきなり『寅さん死んじゃって』っつって。『あ、間違えた。寅さんじゃないわ、竜さんだ』っていう話をして」というエピソードも明かし、「みんな最後の最後に爆笑して、『竜さんだか寅さんだか、分かんないような感じですね』って話をして。ひかるさんも最後まで笑ってて、いい葬式だなとか言ってたけど」と笑顔もまじえて上島さんを見送ったと報告した。

周囲の配慮で、上島さんと2人っきりにしてもらった時の心境については、「お礼の言葉しか出なかったね」としんみり。「ツッコんでやろうかなとか、ちゃかしたりとか、『バカだな』とか言おうと思ったけど、お礼しか出なかったね。本当にありがとうございますということしかなかった」と、心からの感謝を伝えたという。

昨年1月の上島さんの「還暦祝い」に、有吉が贈ったオメガの時計が形見として飾られていたとも報告。

「俺があげた時計を大事に飾ってくれてた。毎日つけて、毎日キレイにして枕元に片付けてたって。『時計のお礼で、一緒に酒飲めるグラスを(有吉に)プレゼントして、久々に酒飲もうと思ってるんだけど…』と相談していたって聞いた」

続けて有吉は、精いっぱいの毒舌を吐いた。

「欲しかったな、高いグラス。せめてプレゼント渡してから死んでほしかったな」

最後は、上島さんが好きだったという中島みゆきの『ホームにて』をかけた。

上島さんを一番慕っていた有吉だけに、コメントに注目が集まっていたが、有吉らしい追悼の仕方だった。

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