LUNA (C)週刊実話Web
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ラッパー/LUNAインタビュー~海外では“あゆ”よりモテモテでした!!(笑)

超魔術で一世を風靡したMr.マリック。LUNAはその実娘だ。職業はラッパーでミュージシャン。日本では草分け的な存在で、その筋では〝超〟の付く有名人。本誌読者には少々なじみが薄いかもしれないが、ご本人のぶっとびエピソードも〝超〟ユニークなので、お付き合いください!


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――最近、バラエティー番組『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ系)ではLUNAさんが父親のことをラップで歌いながらマリックさんが淡々とマジックをする…というのが評判です。どんないきさつで実現したんでしょう?


LUNA 実は、互いの得意分野で共演したのは初めてなんです。オファーをもらった時には「勝手にラップ、勝手にマジックでもいい」と言われ、それなら面白いかなと。


――やってみたら、何かシンクロさせたほうがいいんじゃないかと?


LUNA そうですね。でも、海外だとよくあるんですよ。マジックと音楽は一体で、イリュージョンを見せるのは常道です。


――毎回、ネタ合わせはどうしているんですか?


LUNA まず、マリックさんがマジックのネタを考えて、それがメールで来るんです。私はそれに歌詞をつけていく。やり取りはいつも一方通行ですね。


――父親なのにマリックさんと呼ぶんですか?


LUNA そうなんです。子供の頃から会話が一切なく、お父さんというよりMr.マリックが家にいる…という感じでしたから。抱っこをされた記憶もないです。でも、仲が悪いわけではないんですよ。マリックさんが忙しすぎて、家に帰っても自分の部屋に籠もりっきりで、マジックの研究と練習をしていたんです。


――で、撮影の日に初めて会ってネタを合わせる?


LUNA そうですね。最初の撮影の日に、初めてお互いの電話番号とLINEを交換しました(笑)。

中学退学…NYで音楽修行

――有名人の2世ということで反発もあった?

LUNA というより、イジられ方がすごかったですね。「超能力使ってみろよ!」とか、「詐欺師の娘」と言われたり。そんな中で友達を作るために悪さを率先してやりました。中1から渋谷のセンター街にたむろして、喧嘩もしたし、年間350日は友達の家に泊まってました。そこのお母さんにお弁当も作ってもらい、いい感じの素行の悪さでしたね(笑)。そんなこんなで中学は退学です。


――さすがに父親も黙ってない?


LUNA 退学が決まった日、初めてマリックさんが学校に来て、先生の説明を聞いて家に戻ってから初めて会話らしい会話をしたんです。初めて入ったマジック部屋で。


――初もの尽くしだ。


LUNA 「詰まるところ、学校なんてどうでもいい。お前は何がやりたいんだ。やりたいことを見つけなさい」と言われたんです。20分間ほどでしたが、その言葉が重くて心に響きました。そこから音楽にのめり込むんです。


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――ラップとの出会いは?


LUNA NYで音楽修行をして、アポロシアターのオーディションを受けたんです。披露したのは英語の歌。18歳だったけど、アジア人の子供が歌ってるように見えたのか、反響はよかったです。果てしない数の人が受ける中で、私は月間4位。その成果を買われてCDデビューすることになり、そこでラップを勧められたんです。当時はラップと歌を混ぜるなんて、日本ではなかったので、そこでも叩かれましたけど…。


――そのタイミングで娘であることを公表した?


LUNA いえ。親の七光りみたいなのは嫌だったので、関係者にも内緒にしていました。ところが、ある映画のキャンペーンイベントで歌うことになった時、なぜか報道陣が100人以上いたんです。それほどの話題作でもないし、司会は有名芸人さんでしたが、それでもこんなに集まるかなぁと思っていたら、イベント後に私の囲み取材が…。


――マスコミが嗅ぎつけた。


LUNA いえ、リークされたんだと思います。翌日のスポーツ紙は〝マリックの娘、歌手デビュー〟と大騒ぎでした。でも、そこである意味吹っ切れましたね。


――やんちゃをしていた時期はモテましたか?


LUNA それが全然。男漁りが激しくなったのは10代の後半からですね。

「“だめんず”メーカーなんです」

――アポロシアターの頃はガンガン行ってた?

LUNA はい。当時は露出もすごかったですから。NYの地下鉄にビキニで乗っちゃう、みたいな。男性にとっては近寄りやすい露出ぶりだし、アジアの子だから大好物。当時の私は浜崎あゆみさんよりモテていたと思いますよ(笑)。


――ついて行ったら怖い思いをした…ってことも?


LUNA ホテルの部屋に入ったら、拳銃が出てきたことがあります。たまたま友達の女の子と一緒だったので、日本語で示し合わせてルームサービスを頼むフリしてフロントから電話をしてもらったんです。「マズイことになった。上の階に泊まってる両親がここに来ると言ってる」って。全部ウソなんですけど。


――事なきを得たんだ。


LUNA でも、イザという時の対処法は心得てますから。


――それはどんな?


LUNA 危ない目に遭ったらおしっこを漏らすんです(笑)。チビるというのかな。「こいつ汚ねぇ」ってなるから。ジャズシンガーの綾戸智恵さんの本に書いてあったんです。彼女もNYにずっと住んでて、そこには「何かあったらアジア人はクレイジーだと思わせろ」と。おしっこをするのが一番早いってことで、私、何回か漏らしてます。


――今は独身ですが、好きになるとどうなる?


LUNA そこはマリックさんを見てきているからなのか、結構自由です。束縛も干渉もしません。


――結婚しようというのはなかった?


LUNA 何回もありますよ。でも、同業者が多いので、私の仕事が乗ってくると相手が嫉妬するのか破局しちゃうんです。こう見えて部屋はきれいだし料理もちゃんとできる。彼の靴下もはかせてあげちゃうような、だめんずメーカーなんです。なんでもしてあげるから依存されて、そのうちヤキモチからDVになっちゃう…の悪循環です。


――今でも結婚願望が?


LUNA あります。明日にでもしたいくらい。マッチングアプリとかも、やれるもんならやってみたいですよ!(笑)。


――最後に、仕事面でのアピールを。


LUNA 私がこれまでの海外経験を生かして総合プロデュースする、Ashley(アシュリー)というバイリンガル歌手の女の子が『Ghost』という曲で世界デビューしたので是非注目してください!
LUNA◆るな 1980年生まれ。女性ヒップホップ歌手の草分け的存在として長年活躍する一方、タレントとしても、さまざまなバラエティー番組に出演し、自身のYouTube『LUNA公式チャンネル』も人気。