社会

変態から心霊現象まで…カップルホテル事件簿“従業員のおばちゃん”は見た!

(画像)Luis Molinero / shutterstock

男と女が〝愛の営み〟をするために訪れる場所、それが「カップルホテル」だ。

そんな〝淫欲の館〟はコロナ禍であろうと、盛り上がっているようで…。

「むしろ、平日の昼間なんて、コロナ前よりお客様は増えていますよ。テレワークの影響もあると思います。会社員風のカップルを、白昼から見かけることも多いです」

こう語るのは、都内某所のカップルホテルで働くバツイチ女性のA子さん(48歳)。

不要不急の外出を控えるように言われても、男女の欲望は抑えられないようだ。それどころか、利用者が激増したことで、トラブルも多発しているという。

まずはA子さんの目撃談。

「それこそ会社員風のカップルで、男女とも30代ぐらい。女性がすごくキレイで、女優の長澤まさみに似ていましたよ。で、彼らはエレベーターの中から、本格的にイチャついていたんです」(A子さん)

エレベーターには防犯用のカメラが設置されており、A子さんもモニターで確認。

「長澤まさみ似の女性が積極的で、男性に抱きついてキスをし始めたんです。すると、男性も我慢できなくなったんでしょうね。女性のブラウスを脱がし始めて…2人がエレベーターから出てきたときには、長澤似の女性は衣服が乱れて、黒のセクシーな下着もあらわになっていたんです」(同)

何ともはや…それだけならまだしも、彼らが廊下に出たタイミングで、別室のドアが開いたのだ。その様子もA子さんはモニター越しに見ており、

「退室しようとしたのは、60代の熟年カップルで(笑)、まさに鉢合わせ。双方がギョッとし合っていましたが、熟年の男性だけは長澤似の女性をずっとチラチラ見ていましたね」(同)

熟年男性にすれば、ちょっとオイしい事件だった!? だが、防犯カメラに映った〝モノ〟で、もっとスゴイ光景があった。

神奈川県にあるカップルホテルの従業員・B子さん(51歳)がこう語る。

「受付でチラッと顔を見たとき、ん? と思ったんです。男性は50代ぐらいで、女性は20歳前後。女性は、見るからにおとなしそうなお嬢様タイプで、風俗嬢という感じでもなくて…」

カラダ中に縄を巻かれていて…

利用者の中には、父娘ほど年の離れたカップルも決して珍しくないが、妙な違和感を覚えたという。その正体が判明するのは、彼らが入室して30分後。

B子さんがフロントで、防犯カメラのモニターを確認していると、

「例のカップルの部屋のドアが開いたんです。もう退室? と思ったら、ビックリ。さっきの若いお嬢さんが全裸で出てきたんです。しかも亀甲縛りというの? カラダ中に縄を巻かれていて…」(同)

何事かと思い、B子さんは慌てて彼らの部屋に電話。

「男性が出たので〝女性の方が…いま裸で廊下を…〟と言ったら、〝あぁ、調教中ですからね〟って悪びれることなく言うんです。防犯カメラをもう一度見ると、お嬢さんは恥ずかしそうに俯きながらも、廊下の端まで歩いて、そこからまた自分の部屋に戻ろうとしていて…もう、迷惑極まりない!」

いくら館内とはいえ、通路で露出プレイは厳禁だろう。一方、群馬県のカップルホテルで働くC子さん(62歳)の目撃談も、おぞましいの一言。

「女性は私とほぼ同じ年だと思うけど、藍色の着物を着ていてね。和風美人よ。それだけでも珍しいんだけど、連れの男性がとにかく若いの。20代半ばぐらいかな。ひょろっとして、頼りない感じだったけど…」

C子さんは興味津々に、パネルで部屋を選ぶ2人にこっそり注目。女性が男性に「○○ちゃん、どこがいい?」と尋ねる。すると、男性は、「どこでもいいよ。〝お母さん〟の好きなところで」という会話が耳に入り、C子さんがギョッとしたのは言うまでもない。

「とにかく私は、仲の良い清掃係の女性に連絡したの。〝今、○○号室に入ったお客さん、親子かもしれない〟って」

禁断の関係疑惑に、清掃係の同僚も好奇心をくすぐられたのだろう。

「同僚は率先して、彼らが帰った後、部屋の清掃に入ったんです。それによると、シーツは潮でも吹いたみたいにビチョビチョで、避妊具は未使用。ゴミ箱にはティッシュが大量に入っていたそうで…。大興奮で私に報告してくれました」

事実、カップルホテルには人知れぬ禁断の愛に溺れる男女がよく訪れるようだ。

若い男性が女性を「先生」と呼んで…

「うちのお客さんで有名なのが、32~33歳ぐらいの清楚な女性で、一時期、週2日のペースでヤンキーっぽい若い男性と一緒に来ていたんです」

と話すのは、新潟県のカップルホテルのフロントで働くD子さん(45歳)。

しょっちゅう見かける中、あるとき若い男性が、女性を「先生」と呼んでいることを知った。

「まさか? と思ったけど、年齢差からして、高校の女教師と生徒じゃないかしら。で、もっと驚いたのは、つい先日。この女の先生が、また別の若い生徒っぽい男の子を連れて来たのよ。そのうち、新聞沙汰になるかも」(同)

従業員を取材すると、こうした妖しいカップルの目撃談は尽きない。だが、時には〝被害〟に遭うこともあるのだ。

大阪府の某カップルホテルで働くE子さん(65歳)は、従業員歴15年のベテラン。

「ほんまいろんなカップルがおるけど、うちが驚いたのは、フロントに電話をかけてきて〝アノ声〟を聞かせようとしたカップルやな」

大学生ぐらいのカップルが入室していた部屋からで、E子さんが受話器を取ると、いきなり若い女性が〝実況〟を始めたというのだ。

だが、そこはこの道15年のE子さん。一瞬ア然としたものの、「なんや、あんた。こんなおばちゃんに聞かれて、うれしいんか? 変態やな。忙しいから、もう切るで!」そう冷静(!?)に対応したというから、さすがだ。

さらに従業員が狙われたケースでは、静岡県にある某カップルホテルの従業員・F子さん(34)の体験もスゴイ。そこではフードやドリンクのデリバリーサービスもしており、その日、ピザの注文が入った。

「レンジでチンするだけのものです。用意できたので、私は部屋へお届けにいったのですが…」(同)

普通は玄関でさっと渡して終わりなのだが、

「全身刺青の男性が受け取りに来たのだけど、すっぽんぽんで全部丸出し。で、男性は〝お姉さん、いっしょにやろうよ〟って、真顔で言うんです。もちろん、お断りして逃げましたけど、ちょっとドキドキしましたね」(同)

それ以外にも、前出のA子さんは「中年のカップルに撮影を頼まれたこともある」そうで、女性従業員は何かと変なカップルに絡まれやすいのだ。

某所には“犯罪専用”と呼ばれるホテルも…

一方、カップルホテル事件簿の中には〝怖い話〟も少なくない。艶系女優で、撮影でもよく利用している竹下ななちゃんがこう言う。

「今は、もう潰れたけど、以前、SM部屋のあるホテルで撮影したんです。そこは入った途端、嫌な雰囲気があって、私を含め男優さんもカメラマンも具合が悪くなったんです。同時に、カメラ機材も調子が悪くなって、なんとか撮影できたものの、動画には謎の赤い光が映りこんでいて、全く使い物にならなかったんです」

いわゆる心霊ホテル!? 実際にお化けを見た、という目撃談も取材できた。

埼玉県の某カップルホテルで清掃係をするH子さん(44歳)は、

「従業員の間でも有名な〝出る部屋〟があるんです。清掃中に突然シャワーのお湯が出始めたり、女の人の歌声のようなものが聞こえてきたり…私はバスルームから出てくる人型のモヤを見たこともありますよ。というのも以前、この部屋のバスルームで女性が手首を切って、自殺したという話もあるんです」

おお、怖っ! だが、本当に怖いのは生身の人間の方かもしれない。前出のベテラン従業員・E子さんが話す。

「デリヘル嬢を呼ぶ目的で、1人でホテルに来る男性もおるやろ。その中にはデリヘル遊びじゃなくて、シャブするために使うヤツもおるねん。トイレに注射針が落ちていることも多いねん。はっきり言ってお化けより怖いで。そんなラリった客と、廊下やエレベーターで鉢合わせしたくないやろ」

また、これはあくまで都市伝説的な話なのだが、都内某所のカップルホテルは〝犯罪専用〟と呼ばれており、

「めちゃくちゃボロい佇まいで、受付も適当というか、誰が来ようと何も言わない。複数でも素通りできるから、暴走族が拉致した獲物をここで一晩中、陵辱するなんてウワサも聞きます」(裏ネタに詳しいジャーナリスト)

そしてもう1つ、カップルホテルにまつわる怖い話では、盗撮や盗聴がある。

「盗聴マニアの男性に聞いたのですが、ホテル街を盗聴電波の受信機を持って歩いたところ、あちこちからアノ声が流れてきたそうです。つまり、あらゆる部屋に盗聴器が仕掛けられている証拠で、受信機さえあれば、いくらでも音声が拾えるんです。これは盗撮も同じ。動画だって、ホテル街の近くに行けばリアルタイムで飛び込んでくるそうです」(夕刊紙記者)

迷惑な客からお化け、そして犯罪者まで…コロナ禍でも大盛況のカップルホテルだが、その裏では危ない事件が勃発しているのだ。

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