川田亜子さん (C)週刊実話Web
川田亜子さん (C)週刊実話Web

元TBS川田亜子アナ練炭自殺の直前「母の日に私は悪魔になってしまいました」〜芸能人・非業の死④

元TBSの川田亜子アナウンサー(享年29)が、レインボーブリッジを望む東京・港区の自宅マンション近くの路上に停めた白いベンツの中で遺体となって発見されたのは、2008年5月26日の午前6時16分ごろ。前日の夜から駐車していたベンツを目撃していた会社員の男性が、不審に思い、通報したことがきっかけだった。


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「車の後部座席には練炭とコンロが2つあり、運転席の窓にはビニールテープで目張りがされていた。死因は一酸化炭素中毒。車内には家族への遺書らしき封書と、『○○さんありがとうございます』などと書かれたメモ書きが残されていました」(情報番組のスタッフ)


石川県金沢市出身の川田アナは、白百合女子大卒業後の02年4月にTBS入社。『がっちりマンデー!!』などのバラエティー番組で人気を博した。


「もともとは航空会社のCA(客室乗務員)を目指していたそうですが、アメリカ留学中に9.11の同時多発テロが発生し、ジャーナリストを志望してTBSに入った。ところが、バラエティー番組に起用されることが多く、不満もあったようです。のちに、同局の安住紳一郎アナが、ともにアナウンス室で〝孤立〟していた川田アナから『一緒に組みましょう』と誘われたときに断ったことを悔やんでいると明かしていました」(同・スタッフ)

2人の男性の間で板挟みに

07年3月にTBSを退職し、フリーアナウンサーとして大手芸能事務所に所属。本人の希望通り、ニュース番組などを中心にキャスターとして再出発したばかりだった。

「自殺前には、なかなか寝付けず、精神的に不安定になっていると公式ブログで告白。『母の日に私は悪魔になってしまいました。産んでくれた母に生きている意味を聞いてしまいました。母の涙が、私の涙が止まりませんでした』などとつづり、ファンを心配させていた」(芸能記者)


川田アナの死後、2人の男性との関係に注目が集まった。


「1人は所属していた芸能事務所の幹部で、川田さんと恋仲だったと噂されたA氏。もう1人は〝最後の恋人〟と封じられたアメリカ人の平和活動家B氏だ。川田さんは、B氏の『核兵器解体事業』に共鳴し、A氏を紹介。両者に金銭トラブルが生じ、板挟みになっていた」(同・記者)


運転免許を持っていなかったとされる川田アナの遺体が発見された白いベンツは、A氏が日常的に使用していた車だったという。


「A氏は、川田さんとの交際を否定していましたが、のちに別の女性芸能人からストーカー被害を告発されています」(同・記者)


生真面目だったという川田アナ。何が彼女を追い詰めたのか。


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