杉浦幸 (C)週刊実話Web
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女優・元アイドル歌手/杉浦幸インタビュー~アイドル時代のヤバい恋愛事情

1980年代、女性アイドル全盛の時代に大映ドラマ『ヤヌスの鏡』(フジテレビ系)で大ブレークした杉浦幸。


女優業だけでなく、歌手活動やヌードグラビアなどでも話題を振りまいたのはご存じの通り。昨年はデビュー35周年を迎えたが、いまだに独身。ますますイイ女に磨きがかかる彼女に、アイドル時代と現在の恋愛事情などを聞いた。


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――キュートさは相変わらずですね。維持する努力は何をしている?


杉浦 そんな…でも、ありがとうございます。努力してるとしたら、体形ですね。毎日体重計に乗り、太らないよう気を使ってます。前日より1.5キロ以上増えていたら豆乳のみで過ごすなどプチ断食。急に増えた分は急に落ちるんですよ。


――デビュー当時からふっくらしたイメージで、グラビア写真も豊満でした。


杉浦 実はあのころ、お菓子ばかり食べていたんです。『ヤヌスの鏡』で忙しかったのもあり、ストレスだったんでしょうね。芸能界ってもっと華やかなイメージだったのに、眠いし友達にも会えないしで、地味に辛いなぁって。そういうときの3点セットというのがあって、ポポロン(チョコスナック菓子・現在は販売中止)とポテトチップスとコーラだったんです。取材に来る記者の方も知っていて、差し入れはそればかり。すごい勢いで太り、顔が真ん丸になりました。当時は月に3回くらいグアムやサイパンに水着の撮影に行っていたんですけど、さすがにプロフィール(体重)のウソがバレちゃった。事務所にお菓子を禁止されて体重は戻りましたが、あのころのイメージが強いみたいです。

彼に贈られたファンからの服を…

――デビューのきっかけは、フラれた彼氏を見返したかったからですよね?

杉浦 中3のときに大好きだった彼氏にフラれて、芸能界には全然興味がなかったんですけど、人気者になったら見返すことができるかなって。


――その彼、後悔してましたか?


杉浦 はい。「もう1回やり直そう」って(笑)。


――アイドルになってからはどんな恋愛をしていた?


杉浦 実は10代のころからマネジャー黙認の彼氏がいました。ドライブに行くときは彼が運転して助手席にはマネジャー。写真週刊誌に撮られないように、私は後部座席でうずくまっているんです。都内で会うときも、真ん中には必ずマネジャーを挟んでましたね。会話は全部マネジャー越しなので、とても邪魔でした(笑)。


――当時は携帯電話どころかポケベルもない時代。どんな方法で連絡を?


杉浦 お互いの自宅の留守電にメッセージを吹き込んで、外から暗証番号を入力して聞いてました。当時のアイドルは、みんなこの方法を使っていましたよ。


――マスコミだけじゃなく、ファンの熱狂もすごかった。


杉浦 怖かったのは男性アイドルのファン。ドラマで共演しただけなのに、いきなりビンタされたこともあります。彼氏の家にいたときは、ポストに「殺す」というメモが入っていたり。そういえば一度、大失敗したことがあって…。


――なんでしょう?


杉浦 18歳からひとり暮らしをしていたのですが、当時の彼は某タレントさん。彼はファンからのプレゼントを私の家に持ち込んでいたんです。ある日、その中にあったセーターをうっかり着て雑誌の取材に出てしまったんです。女性が着てもおかしくないデザインだったので、つい…。すると後日、記事を見た女性に待ち伏せされて「なんでアンタが着てるの!」って。大変な目に遭いました。


――芸能人と一般人、付き合うときのメリットとデメリットがありますよね?


杉浦 同業者だと、デートの約束に遅れたとしても収録が延びたと言えば理解してもらえます。その半面、女癖が悪いと評判の共演者がいたりすると、台本を読んでいたと思ったら急に激高して破られたり。


――ご自身はヤキモチは?


杉浦 全く焼かないです。お姉ちゃんのいる店に行くと言われても、どうぞどうぞって感じ。基本、自分からベタベタすることもないので、「本当に俺のことが好きなの?」と聞かれたこともあります。

忙し過ぎて昔の記憶がゼロ…

――でも、浮気されるのはイヤでしょ?

杉浦 そうですね。浮気したいんなら、別れてから行ってほしいです。バレなきゃいいですよ。でも、男の人って絶対にバレるウソをつくじゃないですか。


――一般人との恋愛で難しいことは?


杉浦 相手の方から芸能人・杉浦幸と思われて付き合うのが厄介ですね。芸能人はいつもキレイで、毎朝起きたときにはテレビに出ている出来上がった状態の私がいると思われちゃうから。


――今年2月から『幸&むらさーの月曜から乾杯!』(レディクロ)というインターネットラジオ番組が始まりました。どんな内容?


杉浦 むらさー(村澤寿彦)さんは、私が17歳のときにやらせていただいた東映映画『湘南爆走族』で共演した役者さんです。丸川角児という役名だったのでマルちゃんと呼んでるんですが、当時からずっとお友だち。トークの相方を探すときに真っ先に浮かびました。とにかく温かい方で、思わず笑顔になっちゃうくらい話題も豊富。私の記憶力ゼロに対して、何でもよく覚えているので30分のフリートークは飽きさせません。


――まさか、記憶力ゼロってことは…。


杉浦 本当なんです! たとえば江口洋介さんや織田裕二さんらとキャンペーンで舞台あいさつにあちこち行ったはずなのに、忙し過ぎたのか全く覚えてないんです。舞台あいさつ自体もすごいタイトなスケジュールだったけど、それでも合間を縫って現地のおいしいものは食べたそうです。例えばしゃぶしゃぶ。せっかくの上等なお肉なのに、時間がないからと、江口さんが「全部鍋の中に入れちゃえ」って。もはやしゃぶしゃぶじゃない、ただの肉鍋ですよね。そういうエピソードをむらさーは話してくれるんですけど、私には初耳(笑)。そんな感じのトークが楽しいんです。


――昨年はデビュー35周年。計画していた記念イベントが何度も中止になったそうですね。


杉浦 はい、3回ほどコロナで流れてしまいました。ファンの方に支えられての35周年なので、みなさんと触れ合えるような距離感でやれたらなと考えています。今年こそ実現させたいです。


――男性週刊誌では、いまだにヌードやグラビアが再録されています。どんな気分?


杉浦 そういうオファーが来るたびに、私的にはびっくらぽんです。いまさら? もういらないでしょ!? って。でも、「恥ずかしいから見ないでー」という気持ちはありません。見ていただけることには、感謝しかないです。
杉浦幸◆すぎうらみゆき 1969年4月5日生まれ。85年、中学卒業後に雑誌『Momoco』に登場して注目される。同年12月、主演ドラマ『ヤヌスの鏡』でデビュー。翌年にはシングル『悲しいな』で歌手活動も開始。近年はバラエティー、舞台、MCなど幅広く活躍。 アメブロ https://ameblo.jp/miyuki-sugiura