芸能

新垣結衣と小池栄子リアルに冷戦状態?『鎌倉殿の13人』ギスギス収録の裏側…

小池栄子
小池栄子 (C)週刊実話Web

NHK大河ドラマ61作目となる『鎌倉殿の13人』が世帯視聴率で上昇傾向を見せ始めている。

「脚本を手掛けたのは『新選組!』(2004年)、『真田丸』(16年)を生み出したヒットメーカーの三谷幸喜氏。台詞も現代語に置き換え、随所に散りばめられたコミカルな物語展開が視聴者のハートをわしづかみにしている。結果、小学生からシニア層まで老若男女を問わず、幅広く見ているわけです。NHK上層部は視聴率15%に迫る勢いにホクホク顔ですよ」(NHK編成関係者)

主人公は小栗旬が演じる鎌倉幕府2代執権・北条義時。大泉洋扮する鎌倉幕府初代将軍・源頼朝から帝王学を学び、武士の世を盤石にした男だ。

出世欲、野心に縁がなかったこの義時が、いかにして執権に上り詰めたのか。そして、ドラマのもう1つの魅力が〝鎌倉殿〟を巡って展開される女のバトル。頼朝の妻・北条政子(小池栄子)が前妻の八重(新垣結衣)や愛妾の亀(江口のりこ)らを相手に丁々発止、三つ巴のバトルを繰り広げるのだ。

「小池も新垣も、さらに江口も本当に気合いが入っています。収録前はライバル役ということもあって、ひと言も口を利くことがないんです。役作りに相当な労力をつぎ込んでいます」(大河ドラマ事情通)

5月1日放送で早くも17回を数えた、そんな『鎌倉殿の13人』だが、不思議なことに収録を重ねるごと、制作陣が悲鳴を上げているという。裏で何があったのか。

「いや~、あまり大きな声では言えないのですが、バトルはドラマ内だけではないんです。リアルな世界でも、女優のプライドと意地を懸けた戦いが続いているんです。まさにマウント取り合戦という展開ですよ。結局、スタッフは女優陣に振り回されて、キリキリ舞いさせられているんです」(テレビ誌デスク)

小池と新垣は冷戦状態とも…

ドラマの進行通り、「まるで政子が乗り移ったのではないか」と現場で囁かれているのが小池だという。

「『鎌倉殿の13人』の女優陣の中で、事実上のヒロインナンバーワンと位置付けられているのが小池です。政子がドラマ内でどんどん出世していくのと同時に、小池の対応も変わり始めたんです。今では小池から他の女優に話し掛けることはしません。以前の腰の低さは微塵も感じられないばかりか、演出陣に自分の意思を伝えるなど、行動が政子そのものなんです。楽屋の位置やメークの順番、スタッフからの声掛け、弁当の個数や配り順も気にしているというんです」(前出・大河ドラマ事情通)

当然、こうした小池の態度に対し、快く思わない共演陣が出てきても不思議ではない。八重を演じる新垣もその1人。

「確かに、ドラマを見る限り義時(小栗)と結ばれ、北条泰時(坂口健太郎)の母になる。最後は勝ち組ですが、どう贔屓目に見ても新垣の役には華がない。所詮は頼朝に捨てられた日陰の女なんです。新垣もドラマが進行するうちに〝ちょっと聞いていた話と違うぞ〟と、首を傾げているそうです。間違いなくNHKサイドからオファーがあったときとは、ポジションが変わっていますからね」(同)

さらに、小池と新垣はある一件をきっかけに「冷戦状態に突入した」という声も漏れ伝わってくるのだ。

「夫婦仲を巡る一件ですよ。収録待ち時間中に、新垣が仲の良いスタッフとノロケ話をしていたそうです。何でも夫で俳優の星野源が静岡県にある伊豆の国市のロケ先まで迎えに来たとか来ないとか…。そんな話が偶然、小池の耳に入ってしまった。すると、小池は不機嫌になってしまったというんです。小池の夫は元プロレスラーの坂田亘氏。モラハラ夫、一時は離婚危機などとも報じられ、夫婦仲は冷めきっているといわれている。『当てつけ』と小池が解釈したかどうかは定かではありませんが、新垣の台詞が終了していないのに自分の台詞を畳みかけるなど、本当にギスギスした収録だった。新垣は小池を恐れていますね、完全に」(同)

“薄い顔の女”はアドリブだった!?

そして、もう1つのバトルが頼朝の愛妾・亀を演じる江口とだ。

「2人の境遇は非常に似ているんです。しかも、今年42歳の同い年。小池はグラドルとしてデビューし、苦労して今のポジションをゲットした。対する江口も昨年、デビューから20年目にして『SUPER RICH』(フジテレビ系)で初ヒロインを演じた。そんな2人が互いの演技力を出し切ってぶつかったのが、3月27日オンエアの『亀の前事件』編です。妊娠中に浮気を知った政子(小池)は『許せない。あの薄い顔の女ね』とアドリブで台詞を発したんです。見どころは、亀の家を焼き払ってしまうシーン。当初、小池は木戸を蹴破り、火を放つというプランを提案したとか。さらに、亀との取っ組み合いも提案していたが、最後は却下されたそうです。一方的にやられてしまう江口は悔しかったでしょう。ドラマ内で披露した小池への睨み顔と一瞬、目を潤ませた涙は本物ですよ」(同)

驚くことに『鎌倉殿の13人』の女バトルは、さらなる番外編が存在する。北条時政(坂東彌十郎)の妻・りくを演じる宮沢りえと丹後局を演じる鈴木京香だ。『鎌倉殿の13人』のポジションと小池の振る舞いに対し、不満タラタラなのだ。

「宮沢も小池の〝政子さま〟を苦々しく思っているようです。役に憑依することは理解できないわけでもないとしながらも、もう少しコミュニケーションを取りたいようですね。また、りえも京香も自分の出番が少ないことに、かなり苛立っている。完全に小池を引き立たせる役ですから。何でも、小池はりえや京香ともほとんど話すことがないそうです。周囲からは〝年下の小池から声を掛けるべきだ〟との声が噴出している」(芸能プロ関係者)

プレッシャーでつぶれそう…

ここでも話題になったのが、りえと京香に通じるある共通点。2人とも夫やパートナーと公私にわたって仲が良いことで広く知られている。

「りえは森田剛と結婚し、京香は長谷川博己と内縁関係にあります。それぞれ関係性はすこぶる良好なんです。2人とも休日は手をつないで散歩をするくらいですからね。プライベートでは『新垣、りえ、京香らが交流を持ち始めた』なんて話が内々に聞こえてくるほど親交を深めています」(NHK関係者)

小池は他共演者の夫婦仲に嫉妬し孤立した結果、リアル〝政子〟に変身してしまった説も流れているが、取材を進めてみると意外な声が聞こえてきた。

小池の素顔について、ある消息筋が語る。

「小池は天狗にもなっていないし、連日、血反吐を吐くような思いで収録に臨んでいますよ。プレッシャーでつぶれそうなところを夫に気合いを入れてもらい、どうにか乗り越えている状態です。そもそも、小池が演じた政子役は当初、別の女優が演じる予定だった。2年前に自ら命を絶ってしまった竹内結子さんです。そうした経緯は小池も薄々勘付いているようです。だから、自ら役に成りきることで自分を追い込み、他の女優陣に迷惑を掛けないように必死になって戦っているんです。そりゃ、普段から小池と付き合いのない女優やスタッフにしたら、大いなる誤解を受けるかもしれません。だけど小池はいろいろなものを背負って孤軍奮闘、頑張っているわけですよ」

現在の『鎌倉殿の13人』の好調さを支えているのは、こうした〝女優の戦い〟が原動力になっているのかもしれない。その意味では、〝小池政子〟が最大の功労者であることは間違いなさそうだ。

あわせて読みたい