華奢(きゃしゃ)なイメージの“銀幕女優”が主流だったところにテレビが普及し、「グラマー」や「ボイン」が自慢のダイナミックな“TVスター”が登場。当時の『週刊実話』は彼女たちの「太もも」に着目していた。
●昭和57年4月15日号掲載『日本一太ももスターSEXYカルテ見ごろ食べごろピチギャル大集合』(4)年齢・肩書等は当時のまま
浅野ゆう子のセクシーな魅力は八八センチのヒップから、キリリッとしまった太モモと長い脚だ。
日本人離れの肢体は、ヤングばかりでなく中年族まで、ゾクゾクさせるセクシーさがあふれている。
『サウンド・イン“S”』に、網タイツで出演したとき、物好きなスタッフがメジャーで、彼女のマタ下を測ったら、九一センチで並いるタレントのなかで、一番だった。しかし、浅野の内マタが、あまりにも肉感的で、手がふるえ、足の付け根まで、バッチリ測れなかったので、九一センチには疑問があると、イチャモンをつけた、という。
「マタを開くから、キチッと測ってよ。九九センチあるわよ」といわれ、スタッフのほうが、顔を赤らめて恐縮してしまった。そのうえ、太モモが、一番太くて、足首が一番細かったというから、これぞ“逸品”であることを、なによりも証明していることになる。
この太モモは、三年前の五十四年夏、化粧品のイメージガールで登場したとき、前とヒップをかくすだけの大胆なカットの水着のときから、エロティシズムだと、中年族を魅了し、話題になった。
また、その翌年にも、腰までスリットの入った衣装で『沖縄サンバ』を歌ったときも、太モモをタップリ披露。歌いながらターンをしたさいに、オシリがチラリ、パンティをはいているとかいないとか。なにしろ、太モモから、ゾクッとさせられるものがある。
優柔不断なのはイヤなの…
芸能評論家の風間知彦氏は、こう絶賛する。
「なんといっても、あの日本人離れした脚線美は、すばらしい。あれならりっぱに国際的に通用する」
本人いわく、
「わたし、好きな男の人に髪の毛なんか撫でられながら“カワイイね”と、心の底からいってもらうのが、スキなの。これまで、好きになった男性は二人くらいかな。やっぱり、誠実で、ウソをつかなくて、口数の少ない人がいい、それで、田中邦衛サンみたいに男っぽくて、ものぐさな人。なんか、こっちが面倒みてあげたくなっちゃうタイプね」
「トシ上の男性に魅力は感じる。とくに、結婚している人なんか、よくみえちゃうんです。妻子のある人、実際に好きになったこともあるのよ。でも、わたし、奪うことが、できなかった。わたしって、すごく独占欲が強いの」
かつて水谷豊に対して“愛”を芽生えさせたことがあるが、結局は別れた。
「豊さんって、意外と優柔不断なの。そういうのイヤなの」
ハッキリとした物言いも国際的だ。
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