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田中裕子「暴行シーンで涙」もプライベートは建設会社エリート社員と…【週刊実話お宝記事発掘】

田中裕子
田中裕子 (C)週刊実話Web

華奢(きゃしゃ)なイメージの“銀幕女優”が主流だったところにテレビが普及し、「グラマー」や「ボイン」が自慢のダイナミックな“TVスター”が登場。当時の『週刊実話』は彼女たちの「太もも」に着目していた。

●昭和57年4月15日号掲載『日本一太ももスターSEXYカルテ見ごろ食べごろピチギャル大集合』(2)年齢・肩書等は当時のまま

田中裕子が深夜、帰宅途中、草むらの中で自動車セールスマンに暴行された。胸のボタンが飛び散り、男の手が彼女のブラウスを破りすてる。眉間にシワをよせた田中の白い肌からおわん型のバストがポロリ…。

東映が五月下旬に公開する映画『ザ・レイプ』(東陽一監督)の一シーンだが、終わると彼女の目に涙があふれているほど、迫真の演技だった。

「演技とわかっていても、なんか、さびしい気持ちでいっぱい。もう演技を超えて本当の情緒不安定になってしまう。こういう演技って、来るなと思って力をぬいての芝居が、すごい集中力を要求されて…。演技した人しか、これはわからないでしょうね」

スタッフに知られないように、そっと涙をぬぐった田中だった。

NHKの『マー姉ちゃん』に起用され、たちまちお茶の間の人気者になった田中裕子は、身長一六一センチ、バスト八二センチ、ウエスト六〇センチ、ヒップ八六センチ。田中自身、「もうちょっと胸があればねえ」といい、スリムな体型。ところが映画の『ええじゃないか』で、桃井かおりらといっしょに尻まくりした彼女の、太モモをみてスタッフ一同、驚愕した。

「手入れがいいのか、実にきれいで、みんな“ウーン”とうなりました。なにしろ、二十六歳の女は、完全に成熟していて、すごくセクシーなんです。女性って、外見だけじゃわからない、と、つくづく反省させられたんです」

それが、松竹映画の『北斎漫画』での初ヌードにつながった。

「出し惜しみせず、思い切って全てをみせたい」という彼女の気持ちもあってのことだが、脱がしたのは新藤兼人監督。松竹は、幅十二センチもある特大の前バリをつけた、と宣伝したが、脱いだことは、マイナスどころか。プラスになった。裕子にとっても、一段の演技開眼だった。

男を好きな度合も変わっていくものです

「チャン、描きなよ」と、全裸となった裕子のハダは、透きとおるように白く、ヒップから太モモにかけては、スタッフも息をのむ美しさ。体をヨコたえるヒップ、太モモ。共演の緒形拳は、こうホメる。

「裕子さんって、見かけは浮いているようだけど、なかなかしっかりした考えの持ち主。監督の望みどおりやってのけて、ぼくなんか完全にくわれてしまいました。柔軟性があるというのか、理解力が早いんですね」

ほんのりと感じさせる艶は、どこで、どう仕込んだものか。スキャンダルとなると、昨年、週刊誌に「田中裕子の恋人、ついに発見――建設会社エリート社員」とし、学生時代、高円寺近くの三畳間ひと間のアパートで一緒に暮らしていた、というもの。

彼女は取材に応えて、堂々と答えている。

「彼はいい男です。わたしにはもったいないくらいです。わたしが彼を好きだったのは否定しませんが、好きな度合も変わっていくものです。あのころは、男と女の間の、ごくふつうの生活でした」

このほか、「中年の男性と、かなり親密に新宿の歌舞伎町界わいで飲んでいる」などの情報もあるが、といって、決定的なものはない。

「時として、女は、ダレも不感症と思われたくないから、アノ声をあげてしまう。それはあるでしょう。そういう気持ちになるときもあるでしょう。よく感じる女だと思われたいため声を出すときだってあるでしょう。しかし、そんなの、わたしは、すごくつまんないと思うんです。好きな男性の世話をやくことは、一、二回は楽しいかも知れないけど、だからといって、それだけで、愛しちゃうみたいなことはないんです」

芸能評論家の藤原いさむ氏は、

「彼女は、みるからに“おいしそう”という女性ですよ。決して、美人じゃないけど、やさしさ、艶やかさ、女っぽさが感じられ、魅力タップリです。いかにも、女、女した彼女は、大柄なわりに、しなやかさがある。強く抱きしめると、骨が折れてしまうんではないかと思われ、日本女性独特の女らしさをもった女性ですね。映画でハダカになったが、男心をそそる身体つきで、いかにも“極上の女”といったところです」

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