宮崎美子 (C)週刊実話Web
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宮崎美子へのファンレター『五万円でキミの下着を送ってくれ』20代会社員【週刊実話お宝記事発掘】

現代では、〝推し〟の芸能人のSNSに直接、思いを書き込むことができるが、ネットもスマホもない時代には、「ファンレター」を送ることが唯一の手段だった。中には、とんでもない文面を送りつける輩もいて…。


●昭和57年4月1日号掲載『モーレツ!!ファンレターの中身公開』(3)年齢・肩書等は当時のまま【関連】榊原郁恵へのファンレター『一千万円でボクの相手をしてください』40代自営業【週刊実話お宝記事発掘】ほか

いっちゃなんだが、決して美人とはいえない。現代なればこそのスターに違いない。宮崎美子のことを評して『アンバランスの魅力』といった人がいるが、なるほど、二十三歳になっても子供っぽい、あどけなさの残るマスクに成熟しきった腰つき。彼女を超人気者にしてしまったあのカメラのCMは、このところを実に見事にとらえている。


美子の体はすこぶるよろしい。一般に“ふとめ”はニブいかシマりが足りないなどというが、彼女の場合は当たらない。


美子ファンは大学生から二十代、三十代のサラリーマンが多い。これは二十代のヤングサラリーマンから最近、寄せられた一通である。

「安サラリーマンのボクにとっては大金」

「美子ちゃん、今日はくどくどいわずに、要点だけはっきりいおう。ボクはキミの下着が欲しいんだ。ただで送ってほしいとはいわない。ボクのなけなしの貯金から五万円をここに同封する。この手紙がつき次第、美子ちゃんのはき古したパンティを一枚(出来たら何枚でも多いほうがいい)を送ってもらいたい。

美子ちゃん、ボクはキミがCMでヒットし、タレントとして売り出したころは学生だった。いまは社会人となって、企業戦線で働いている。


美子ちゃんが、恥じらうようにして、ジーパンをズリ下ろすあのスタイルは、まさにボクとするときのはじらいそのものなのだ。


ああ、以来、ボクは美子ちゃんを一日として思わぬ日はない。だが、ボクは名もない一介のサラリーマン。美子ちゃんは有名タレント。美子ちゃんと会うことも簡単にかなわぬユメなんだ。でも、ボクはこのまま黙ってはおれない性分。たとえ、デートや愛を語り合うことが出来なくても、間接的に美子ちゃんとすることが出来る。


それには、美子ちゃんの身につけてたものをどうしても手に入れることだ、という結論に達し、ここに五万円と引き換えに、パンティを所望したわけ。


どうか、この熱烈でささやかなファンの願いをかなえてください。五万円といえば、安サラリーマンのボクにとっては大金。必ず必ず、願いをかなえてください。ボクは待っています、おねがいします」


北海道・苫小牧市の工場につとめる高卒のサラリーマンは、清水の舞台から飛び降りるような気持ちでラブコールを寄せたのだ。


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