なにより清純さが求められた「昭和アイドル」たちに、当時の『週刊実話』記者が凸撃取材。赤面しながら答えてくれた初々しいトークをプレイバック!
●昭和56年12月17日号掲載『アイドル歌手6人の♂♀知識』(2)年齢・肩書等は当時のまま
今年に入ってから、快調にとばし、松田聖子、三原順子をしのいで、ファン層もぐんとました河合奈保子。
「八重歯を出して、ニコッと笑うと、実にかわいいよ。それにスターぶっていないのがいいよ」
こういうファンが多いし、中年男性に意外と人気がある。身長一五九センチ、体重五二キロ、バスト九〇センチ、ウエスト六〇センチ、ヒップ八六センチ。
「わたし、そんなに大きいかしら? みんなが大きい、大きいというんで、水着になるのに抵抗があります。普通の人だったら、スラーとかっこいいでしょ。私は上からズンズンって感じ。それにおなかとヒップ。すわったときに、おなかが脂肪が多くて、すごくかっこ悪いでしょ。すわったら、この辺がボヨーンと出るの。だから、水着になる前の晩は、お水なんか飲まないようにしているの。写真をとる時は、もう一生けん命こらえて、おなかをなるべく出さないようにね。アハハハ」
松田聖子を抜いてブロマイドの売れ行きが1位になった。
「聖子はお人形で、みんなの共有物なら、奈保子は、同じアイドルでも、大人びたものを感じさせ、男の独占欲をそそるようですね」(芸能評論家)
恋人はおろか、ボーイフレンドもいないという。
「一緒にお食事したり、お買い物したり、映画をみたりできるボーイフレンドが欲しいワ。でも、わたし、男の人とうまくお話ができないんです。キスってしてみたいワ。どんな感じかな? そんなことを考えるのダメかしら? えっ、初体験? キスもしたことないのに…、エエッ、ひとりで? 恥ずかしい。そんなの知りませんッ。聞かないで」
ニンニクとタバコの臭いが大キライ
あるテレビ局のディレクター氏は、
「奈保子ちゃんは、そろそろ、色気づいてきたんじゃないですか。男のコをみる目が変わってきたみたいですよ。あのボインだと、もう、体はオンナで、りっぱに通ります。お嬢さん育ちで、これまで人見知りするほうでしたが、芸能界では、だんだんと耳年増になり、もう少したてば、平気でY談するようになりますよ」
西洋占星術でも、なかなかの情熱家。
「堂々と主導権を握ります。男性が喜ぶならば、どんなポーズでもとります。しかし抜群のテクニシャンとまではいかず、むしろ激しく男性を受け入れることでムードをカバーしようというタイプです。このように激しさを求めるのは、獅子座特有のさみしがり屋の性格です」(LOVE占星術・門馬寛明氏)
彼女は「かわいらしさとオンナ」というアンバランスなところがいいという。ある体相家は、百点マン点をつけた。
「うーん、健康ギャルだねえ。外見からみるかぎり、ホルモンのバランスもいいようだし、バストの発育もいいね、胃腸も丈夫そうだ。夜の方では、このコは両刀遣いだよね。プラトニック的にも肉体的にも、男性を満たせられる」
人気があがるとともに、半年前のブラジャーがすぐ合わなくなると悩んでいる。そして、彼女は、ニンニクとタバコの臭いが大キライ。
「ギョーザ食べて、タバコをプカプカやる人とだけは結婚したくない」
そう言っている。
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