(画像)Dean Drobot / shutterstock
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「この人、痴漢です!」パンサー向井を襲った恐怖の“冤罪体験”

お笑いトリオ・パンサーの向井慧が、4月27日に放送されたラジオ番組『パンサー向井の#ふらっと』(TBSラジオ)で、〝痴漢魔〟に仕立て上げられそうになった出来事を明かしてファンを驚かせている。


番組冒頭、向井は7年前に起きた女性とのトラブルを次のように振り返った。


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「仕事の移動で、地下鉄に先輩と一緒に乗ってたんです。座席に座りながらしゃべってたんですけど…」


その時、向井は左側にいる先輩に向かって話しかけていたというが、右隣に座っていた女性が突然、「お前痴漢してんだろ!」と大声で叫び、さらに「お前さっきから痴漢してんだよ」と、向井に執拗な追及を始めたというのだ。


もちろん、痴漢をした覚えがない向井は車内で無視を決め込み、目的地である渋谷駅で下車。すると、多くの通行人が行き交う中で、その女性が今度は向井の先輩を指して、「この人、痴漢です!」と声を上げたという。


ついに駅員が駆けつける事態に発展。そのまま駅長室へ連行されて勾留されようものなら、一大スキャンダルに発展していただろう。

“冤罪エピソード”に驚きの後日談

だが、そこに〝救世主〟が現れる。向井は、当時の状況をこう明かしている。

「たまたま一緒の車両に乗っていた人が、その現場にいて、パッと入ってきてくれて、『ボクずっとこの人たちのやり取り見てたんですけど、この人たちは全く悪くないです。この女の人が急に怒り出して、こういう感じになったのでこの人たちはやってないです』と証言してくれて…」


目撃証言のおかげで難を逃れた向井は、無事に仕事場へ向かうことができたという。


しかし、この〝冤罪エピソード〟には驚きの後日談があった。


つい最近、SNS上で「あれ実は私なんです」というハッシュタグが流行ったことで、向井はその恩人を発見。DM(ダイレクトメッセージ)で連絡先を交換し、電話で7年越しのお礼を伝えたのが、放送前日のことだったというわけだ。


「7年前というと、ちょうど痴漢の美人局が流行り始めた時期。男と女が共謀し、ネット掲示板に『痴漢をしてほしい』といったリクエストを書き込み、それに乗じて接触してきた男から多額の示談金をせしめるというものでした。向井さんのケースは、女性1人の告発だったため、美人局だったかどうかは不明ですが、目撃者の証言がなければ、今頃は〝痴漢芸人〟の汚名を着せられていたかもしれません」(社会部記者)


パンサー向井といえば、新幹線での移動が「普通車」だったことを明かし、メディアを通じて「グリーン(車)にしなかったら吉本辞めます!」と訴えていた。この要望が通り、4月からグリーン車を利用しているようだが、車両へのこだわりは、7年前の〝冤罪事件〟が大きく影響していたのかもしれない。