桂三枝(現在は桂文枝) (C)週刊実話Web
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桂三枝「キミを一目見たときから運命的なもん感じたんや」【週刊実話お宝記事発掘】

現代ではSNSや公式HPなどでの報告が主流だが、昭和の芸能人の「結婚会見」や「披露宴」はド派手だった。スターの皆さまが本誌の取材に答えてくれた珠玉の“プロポーズ名言・珍言集”をプレイバック!


●昭和57年3月11日号掲載『プロポーズ名セリフ珍セリフ』(14)年齢・肩書等は当時のまま【関連】大和田伸也「お互いある意味で冷静に…“結婚しようか”とひとこと」【週刊実話お宝記事発掘】ほか

「いやあ、プロポーズのセリフでっか。困るんですわ、それ。ワテは言うことは、いうたと思うけど、あまり約束を果たしてまへんのでね。いまさらいうてヨメはんの焼けぼっくいに火をつけるのも、マイナスと思うんですわ。


どないしてもいわなあかんのでっか。責任をとってくださいよ、責任を…。ほなら、チイとだけ、話しまっか。


そうでんなあ。あまり、よう憶えておらんけど、ワテのはユニークでっせ。だいたい、こんなことやったと思いま。


『キミをひと目見たときから、運命的なものを感じてたんや。ワテと絶対に一緒になる女性やとね。そやから、キミもワテと一緒にならなければならないんや。もし、一緒にならないと、運命に逆らうことになるんやから、恐らくワテもキミも長生きでけんやろな。なにをやってもうまく行くわけもない。ワテの運命、これからの人生はキミ次第。一人の前途有望な男を救うつもりで結婚してくれへんか。ワテのヨメはんになってくれたら、キミもきっと幸わせになれるんや…』


と、まあ、こんな調子やった」

「もちろん、ナニのほうも…」

「どう? わりといいセンいってるやろ。彼女、ワテのセリフがわかってくれたのか、どうかわからんけど、かなり傾いてきたことは確かで、あとは押せ、押せ一本道。もちろん、ナニのほうも…。

こうなったら、もうこっちのもんや。思惑どおり、コトが運んでくれました。いまでもときおり、ヨメはん言うとります。『あのときの、あなたのセリフには、ほんま、ケムに巻かれた』とな。あれ、ワテとしたことが、こんなこというてしもうて…。どないなってるんやろ、ホンマ…」


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