現代ではSNSや公式HPなどでの報告が主流だが、昭和の芸能人の「結婚会見」や「披露宴」はド派手だった。スターの皆さまが本誌の取材に答えてくれた珠玉の“プロポーズ名言・珍言集”をプレイバック!
●昭和57年3月11日号掲載『プロポーズ名セリフ珍セリフ』(4)年齢・肩書等は当時のまま
「ボクはね、あと、二、三年は結婚したくなかったんですよ。同棲というよりは、居候を決め込んでいたから、プロポーズなんてしなかったんですよ。
いずれ結婚することになっただろうけど、居候をキメ込んだのは、ある晩、作家の人たちと、彼女のスナックへ行って、朝まで、飲んだり、食ったりしていたら、帰るのが面倒くさくなっちゃって、そのままずーっと、一年かな、一年半かなア、そのスナックに転り込んじゃった。強いていえば、“ここは住みやすいから、ここで暮らします”っていったのが、プロポーズかなア」
「チョメチョメ終ってからゲラゲラよ」
「ふつうの男と女なら、まず、キッカケがあって、ムードを盛り上げてから、っていう段どりだろうけど、ボクの場合には、チョメチョメの前後、それらしいものがないんですよ。いまでもそうだよ。
テレビでプロレスみていて、突然、しちゃったりしているから、チョメチョメをする前のセリフなんてないよ。もちろん、チョメチョメの最中は夢中ですよ。終ってから、“いったい、どうなっているの”なんて、ゲラゲラよ。ちょっと、ウソみたいだけど、これホントなんだよ。
そんなわけで、ボクも彼女も、行き当たりばったりだから、ほかの人みたいに、プロポーズから婚約、結婚式というコースじゃないんです」
そんな所ジョージも、後悔していることがあるという。
「さっきもいったように、結婚にしろ、チョメチョメにしろ、その前後、どうして、こうしてなんかない、という生き方なんです。ただ、こんなウソみたいな生活しているんだけど、マジな話、結婚式だけはマジメにやればよかったなア」
結婚してからは、ちゃんと給料は渡している。
「渡さなかったら、居候できなくなっちゃうし、そいじゃ彼女に悪いからね」
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