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JRA重賞『天皇賞・春』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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京都が改修工事中のため、昨年に続いて阪神で開催。

かつては実力日本一を決める意味合いもあったが、近年は2000~2400メートルを重視する傾向が徐々に強まっており、このレースもトップクラスの参戦は減少気味。血統的な視点から見ると、過去10年、父サンデーサイレンス系が圧倒的な成績で、馬券圏内30頭のうち、勝ち馬10頭も含めて28頭を占めている(阪神で行われた昨年も1~3着を独占)。スタミナよりは瞬発力を求められるレースとなることが多く、そうした点に秀でたサンデーサイレンスの血が席巻しているのが現状だ。

★軸馬=ディープボンド
昨春の阪神大賞典以降、6戦して連対を外したのは凱旋門賞だけと、堅実な競馬を続けているディープボンド。昨年の天皇賞・春も2着で、それも含めて3000メートル以上のレースでは【2・1・0・1】(唯一の着外は菊花賞の4着)と、高いレベルで安定している。他に昨年の有馬記念2着もあり、GⅠ馬が1頭だけという今年のメンバーなら、大崩れは考えにくい。軸に最適だ。

★相手=タイトルホルダー
昨年の菊花賞は、急→緩→急と変幻自在のペース配分で逃げ切ったタイトルホルダー。続く有馬記念は好位から運んで4着、年明け緒戦の日経賞は逃げ切り勝ちと、順調にキャリアを重ねている。菊花賞馬が翌年の天皇賞・春に出てきたケースは、過去10年で5頭いて【2・0・1・2】と過半数が馬券絡みを果たしている。ここもマイペースに持ち込んでの押し切りに期待だ。

★相手=シルヴァーソニック
キャリア18戦で掲示板外は一度だけで、ここ3走は、ステイヤーズS、万葉S、阪神大賞典と、すべて3000メートル以上のレースで3連続3着と堅実に走っているシルヴァーソニック。過去10年、阪神大賞典で3番人気以内かつ3着以内だった馬は【2・2・3・9】。ここも粘り強い走りで上位進出を狙う。

唯一のディープ産駒トーセンカンビーナに注目!

★相手=トーセンカンビーナ
過去10年、ディープインパクト産駒は【3・2・2・19】で、関東馬に限れば【2・1・1・2】と、好成績を残している。今年のディープ産駒はトーセンカンビーナだけで、しかも関東馬なら注目しておいて損はなさそう。これまでの8連対のうち7連対は京都、阪神、中京で記録しており、関東馬ながら関西エリアの水が合う馬でもある。3000メートル以上の重賞でも5戦して②⑤④③⑦着と悪くない成績を残している。

★相手=アイアンバローズ
成績が乱高下するタイプではあるが、ここ2走はステイヤーズS2着、阪神大賞典2着と安定しているアイアンバローズ。その阪神大賞典では、ディープボンドの4分の3馬身差に食い下がっており、ここも好勝負必至だ。阪神芝は【1・3・1・1】で、唯一の着外は5カ月ぶりで18キロ増だった昨秋の京都大賞典(12着)のみ。コース相性も上々。

★相手=タガノディアマンテ
1年近い休養からの復帰戦だった中山金杯が4着、ひと叩きして臨んだ前走の京都記念が2着と、着実に上昇をたどっているタガノディアマンテ。3000メートル以上のレースでもステイヤーズS2着など好走歴があり、ここも対応可能だろう。逃げ差し自在の脚質で、うまく流れに乗れれば、上位食い込みがありそう。

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