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あの名作もジャパンバッシング?巧妙な“反日ハリウッド映画”にご用心!

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「ゴールデンウイーク」なる言葉は、もともと映画業界がキャンペーンとして用いた造語。

動員数アップのため使っていたところ、他の業種にも広まって一般的になったというのが定説だ。

戦前、映画は国内外で戦意高揚の手段に用いられ、プロパガンダに利用されてきた歴史がある。しかしより悪質なのは、プロパガンダと違い〝刷り込み〟レベルで巧妙に日本を貶める映画だろう。

「この〝反日映画〟の代表として名高いのが、幾度となくシリーズ化されている人気ハリウッド映画『猿の惑星』でしょう。原作者のフランス人、ピエール・ブールは第二次大戦時、仏領インドシナで日本軍の捕虜となり強制労働を強いられます。同作はこのときの体験がモデルになっているといわれており、人間が猿に囚えられるという逆転描写は、日本人を〝イエローモンキー〟と猿に見立てた差別的発想なわけです」(映画ライター)

クリスマスムービーとして本邦でも人気が高い、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮『グレムリン』も、映画通の間では〝反日映画〟として知られている。

「同作にはアメリカ人から見た外車を貶すシーンがやたらと多く、テレビやステレオにグレムリンが仕掛けられ『悪さをしてる』というセリフも存在する。グレムリンに変身する前のギズモが『コワイコワイ』と発するセリフもあり、厄介者=グレムリンが日本人のメタファーとして描かれているのは明白です。同作が公開された当時は日本経済がイケイケで、日米貿易摩擦が深刻な問題になっていたころ。日本製品破壊デモや、日本人と間違えられた中国人が殺害される事件もありましたから、〝反日本製品〟の思いからこのような作品になったのでしょう」(同・ライター)

いつの時代もハリウッドには反日映画が…

世界的スター、オードリー・ヘップバーンが主演した『ティファニーで朝食を』には、戦前のプロパガンダに多く見られた「出っ歯・丸眼鏡・吊り目」とステレオタイプの日本人キャラ・ユニオシが登場。有色人種への蔑視感情が今より強い時代だったことを差し引いても、極めて差別的な描写が目立っている。

「割と最近の作品では、クリント・イーストウッドが監督を務めた『硫黄島からの手紙』も反日作品といわれています。同作には特高警察が民間人に暴行を加えるシーンがありますが、これは戦前の日本をことさら暴虐に描いたもので〝捏造〟と言っていいレベル。塹壕に迷い込んだ米兵を集団で刺し殺すシーンも、日本軍が世界一紳士的で、敵兵をきちんと保護していた事実に照らすと疑問が残ります」(映画評論家)

「クールジャパン」と称される文化や四季に恵まれ、世界一長い歴史を誇る国家を貶すとは――。世界には性格の悪い監督・演出家もいるようだ。

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