(画像)ShotPrime Studio / shutterstock
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紀平梨花、強化指定選手から除外!資金集めは“海外ドサまわり”しかない!?

トリプルアクセルを武器に、かつては平昌五輪女王のアリーナ・ザギトワを破ったこともある女子フィギュアスケートの紀平梨花が、「強化選手」から外された。


日本スケート連盟が今年度の特別強化選手を発表したのは4月21日。注目は女子選手で、4選手の名前が発表されたが、その中に紀平の名前はなかった。


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「昨季は右足の故障で大会には出ていませんからね。当然のことですが、これまでの彼女の実績を考えると、『強化選手リスト』には残るのではないかとも予想されていました」(スポーツ協会担当記者)


五輪競技における強化選手とは、国際大会での好成績が期待できる選手のこと。具体的な金額は公表されていないが、練習に専念できるように経済面でも援助を受ける。そこから外されたということは、紀平は金銭面でのサポートを受けられなくなってしまったわけだ。


「練習環境も変わります。練習場所を確保するだけでもお金がかかりますし、選手個人がコーチに支払うお金もあります」(同・記者)

企業に頼れないワケは…

今回の落選について、「紀平はトヨタ自動車の所属。これまで通り、応援してくれるはずだし、もし必要なら新たに出資してくれる企業もすぐに見つかる」との声もあった。一方で、

「北京五輪では坂本花織が銅メダルを獲得しましたが、女子フィギュアでファンが連想するのは、まだ浅田真央なんです。コロナ不況、ウクライナ問題で、どの企業も財布のヒモが固くなっていますからね」(関係者)


と、厳しい意見も聞かれた。紀平は海外を拠点に練習しているだけに、切り詰めなければならない部分も出てきそうだ。〝ドサまわり〟で活動資金を捻出するケースもこれまであった。


「強化選手を外されたとなれば、予選からスタートしなければならない国際大会も出てきます。本大会と違い、予選はスケートリンクの整備も適当で、宿舎も自分で探すケースも出てきます」(前出の担当記者)


この厳しい環境を生き残れるかどうか。今季は紀平の忍耐力が試されそうだ。