中日ドラゴンズ「NG」OB立浪和義氏が現場関与でお家騒動が勃発!?

8年ぶりのAクラス入りを果たした中日ドラゴンズで、OBの立浪和義氏がついに〝現場関与〟に乗り出す。来春キャンプで臨時コーチを務めるようで、その要請を出したのは、大島宇一郎・新オーナーだという。

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中日は来年、球団創設85周年のメモリアルを迎える。前オーナーから「監督NG」と言われてきた立浪氏への急接近は、急転換だ。

「大島オーナーはユーモアのある人ですよ。『理想のチーム像はAKB48。1人のスターではなく、多くの推しメンで』なんて口にします」(名古屋在住記者)

とはいえ、オールドファンを呼び戻すためだけの「臨時コーチ要請」ではないようだ。

「与田剛監督は来季が3年契約の最終年。11月13日にシーズン終了のオーナー報告を行った際、優勝のプレッシャーも受けていました」(同・記者)

また、中日はプロ野球選手会から異例の抗議書を送られている。選手査定の内容が表に出ていること、その内容が二転三転していることが理由で、球団社長が頭を下げた。こうしたフロントのゴタゴタはもちろん、影響力の大きい有名OBがグラウンドに下りてくれば、与田監督はキャンプ指導に集中できなくなる。

立浪氏の現場関与に福留帰還も…どうなる与田監督

「今年2月の春季キャンプで、根尾昂がテレビ局の仕事で来ていた立浪氏に打撃指導を仰ぎました。高卒1年目で開幕一軍入りを果たした大先輩が、その再来と期待されつつも打撃不振に苦しむ後輩を指導する…。最高の絵柄として、地元メディアに囲まれていました」(ベテラン記者)

根尾、19年ドラフト1位の石川昂弥など、期待の若手を指導――。立浪氏にスポットが集中しそうだ。

「今年のドラフト会議後、中京地区の番組で、同1位の高橋宏斗投手が立浪氏と会談しています。高橋は立浪氏を『憧れの先輩』と言い、終始緊張した様子でした」(同・記者)

収録後、立浪氏はわざわざ高橋を呼び止め、プロとしての心得もアドバイスしていた。根尾、石川、高橋といった期待のホープたちのハートをゲットすれば、立浪氏への注目はいずれ、〝待望論〟へと変わっていくはずだ。

「阪神を退団した43歳の福留孝介の帰還も囁かれています。福留の野球理論は一目置かれています」(球界関係者)

福留の帰還には〝将来の幹部生候補〟としての含みもあるという。立浪氏の側に付くのか、それとも、与田監督が抱き込むか…。85周年はお家騒動でも忙しくなりそうだ。