完全試合を達成したロッテの佐々木朗希投手にアクシンデントだ。
先発した4月24日のオリックス戦(京セラドーム)で、球審の白井一行氏が、判定に不服そうな態度をとった佐々木投手にマスクを取って詰め寄ったのだ。
問題の場面は2回表二死一塁、打者を2ストライクと追い込み、続く外角の際どいストレートをボールと判定された時だった。渾身の一球がボールと判定されたことで、佐々木は露骨に不服な顔を見せ、ここで白井球審が怒りの形相でマウンドに詰め寄ったのである。
異変を察したロッテの松川虎生捕手が慌てて制止したが、白井球審は興奮冷めやらぬ様子で「なんだお前!」などと怒鳴り、きびすを返した。井口監督は、「もうちょっと冷静にいきましょう」と白井球審に話しかけたという。
ネット上では白井球審に対し、様々な意見が寄せられている。
《佐々木の態度が気に入らなかったんだろうね。審判の言うことは絶対なんだから佐々木は気をつけた方がいい》
《佐々木選手は少し不満そうだけど感情を抑えているように感じました。微妙な判定だったですね》
《松川君若いのに冷静だったな。えらいわ~》
過去にも選手とトラブル
一方、18歳の松川捕手にたしなめられるなど、激高した白井球審に対し、「大人げない」という声も相次いでいる。
《思わず感情がでてしまったんだろうけど、あの球は間違いなくストライク。白井球審マジで大人げない》
《白井の技術が未熟だっただけだろw 怒るなら佐々木じゃなくて自分じゃね?》
《何が問題って白井の態度だよ。感情的にならずに冷静に審判として注意すれば良かっただけ》
《白井最悪だわ。こいつは過去に何度も選手とトラブルを起こしてるからな》
白井球審については、2010年7月27日のソフトバンク-楽天戦でも、楽天の山崎武司内野手がボールをストライクと判定されて激怒。「あれをストライクと言うのであれば、マイナーに行ったほうがいい。生活がかかっているんだし、許せない」とブチ切れし、乱闘寸前になったことがある。
「今回も、佐々木の態度はそこまで不満を見せているようには見えず、突然、詰め寄った白井球審の態度ばかりが目立ってしまいました。白井球審は止めに入った松川捕手にまで暴言をはいており、少し冷静さが掛けていたように思えます」(スポーツライター)
一部のファンからは、「判定をAIにしろ」などという声も上がっているが、実際、アメリカの3Aでは〝ロボット審判〟が採用されている。
審判制度のあり方にも影響を与えそうな出来事だったが、当の白井球審は試合後、「答える必要はない。いっさいコメントなしです」と険しい表情だった。
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