来店者が容器を持参する量り売り店「バルクショップ」が増えつつある。使い捨てプラスチックなどのゴミが出ず、環境への負荷が減らせるというのが最大のメリットだ。
漫画『サザエさん』では母親の磯野フネが、ボウル容器持参で豆腐を買いに行ったり、野菜などを買い物カゴにそのまま入れたりするのを目にするが、それは昭和40年代までの話。スーパーマーケットが全国に普及したことで、ポリパックされた商品を購入することが当たり前になった。
食品ロスも軽減
「バルクショップは、環境問題だけに目が行きがちですが、実はコストカットにつながるという側面があります。生産者は商品を包装する手間が省け、パッケージへのコストを減らせますから、その分、商品そのものの開発に力を入れることができる。また、各家庭に合った分量だけ購入できるので、食品を余らせてしまうことも防げます」(環境ライター)
なるべくプラスチックを使わない方法を紹介するサイト『プラなし生活』では、全国各地200以上の量り売り店が紹介されているから要参照だ。
酒の量り売りが普及すれば、飲みすぎ防止になるかも…!?