テレビ朝日の上層部が落胆の色を隠せない…。
1話当たり6000万円という莫大な制作費を投入したと評判になっている木村拓哉主演のドラマ『未来への10カウント』だが、初回の世帯平均視聴率は11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。4月21日放送の第2話が10.5%(同)だったことが分かった。
この結果に対し、局内からは微妙な声が上がり始めているという。
「制作費を考えたら、もう少し視聴率が欲しいところだった。誰もが認めるのは15%超え。やはり、『ドクターX』ですよ」(事情通)
木村のギャラといえば1本当たり350万円。
「前作の『BG~身辺警護人~』と同じ金額です。木村のキャリアを考えれば、少しリーズナブルと考えるかもしれないが、実は業界で言うところの〝キムタクトラップ〟が隠されているんです」(芸能プロ関係者)
そのトラップとは、木村の美術セットや衣装などの徹底したこだわりという。
大人数エキストラのPCR検査で5000万円!?
「映画並みのセットを要求してくるんです。今回もボクシングがテーマだけに、本物のリングをスタジオ内に作り上げてしまった。また、今後も試合のシーンを撮るために後楽園ホールなどのロケも予定している。何よりもお金が掛かるのがエキストラです。木村はCG合成で作った群衆にはリアリティーを感じないと言ってOKを出しません。結果、1000人以上を動員するのですが、全員にPCR検査をしなければならない。当然、スタッフにも実施するため、検査だけで5000万円以上の金額ですよ」(前出・事情通)
もっとも、テレ朝幹部の渋い顔とは裏腹に、木村に対する現場スタッフの評判はすこぶるいいという。
「厳しいことを要求するだけあってセリフも演技も完璧です。また、うれしいのがビッグな差し入れ。カフェやハンバーグ、ケバブなどケータリング・カーが日替わりでスタジオ横やロケ先に1日中、スタンバイしてくれるんです。おそらく、300万円以上の差し入れ額になるのではないでしょうか」(ドラマ関係者)
何はともあれ、視聴率減とともに制作費減もカウントダウン、なんてことにならなければいいが…。
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