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JRA重賞『フローラS』(GⅡ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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過去10年で、2014年の108万馬券も含めて3連単の10万円以上の配当が6回。この路線の有力馬の多くは、桜花賞からオークスへ直行するため、小粒なメンバー構成になりやすい。

そこに波乱の余地が生まれる。1番人気は【3・1・0・6】で、近6年の馬券圏内は1頭だけと全幅の信頼は置きづらい状況。高配当を期待していいレースだ。

★軸馬=マイシンフォニー
前走は1400メートルのフィリーズレビューで4着だったマイシンフォニー。1分19秒9という高速決着となり、過去の2連対が1800メートルというこの馬にとっては、やや忙しいレースだったか。それでも、ゴール前は伸びており、2000メートルに距離が伸びる今回は、前走以上が期待できる。OPクラスで好走歴がある馬は少ないメンバーで、1勝馬ながらここは実績的にも上位の存在だ。

★相手=ルージュエヴァイユ
新馬、デイジー賞と、無傷の2連勝中のルージュエヴァイユ。デビュー戦は直線で馬群をさばいて抜け出し、2戦目は3コーナーから長く脚を使って差し切り。初戦がハナ差、2戦目がクビ差と、着差は小さいながらも、レースぶりはまだまだ余裕あり。2戦とも騎乗していた戸崎騎手も、この馬の能力を信じ切っているかのような落ち着いた手綱さばきだった。ここも極端にメンバーレベルが上がる感じはしないので、連勝を伸ばす可能性も十分だ。

★相手=ルージュスティリア
新馬戦では、のちに桜花賞を勝つスターズオンアースを余裕で抑え込んで勝利したルージュスティリア。7カ月ぶりで8キロ増だったチューリップ賞は、スタートで大きく出遅れながらも、最後は馬群を縫うように追い上げて6着。ひと叩きして体調が上向き、ゲートもまともに出られるようなら、上位争いに加わってきそう。

シンシアウィッシュ君子蘭賞ステップ相性良し!

★相手=ラスール
新馬戦の勝ちっぷりから、続くシンザン記念でも単勝1.8倍の1番人気に推されていたラスール。ここは、直線で前が壁になってスムーズに抜け出せなかったこともあって7着に敗れたが、前走の1勝クラスは直線でしっかりと脚を使って快勝。素質の高さを見せつけた。シンザン記念では、馬群で頭を上げるような仕草を見せるなど、折り合いの難しさもうかがわせていたが、前走ではそのあたりもましになっていた。過去3戦がマイルで、ここは距離延長となるが、シャケトラの半弟で、父がキタサンブラックなら問題ないだろう。

★相手=シンシアウィッシュ
前走の君子蘭賞は、少頭数のスローペースにはまってしまい、好位からメンバー中最速の上がりで追い上げるも2着に終わったシンシアウィッシュ。過去10年、君子蘭賞で5番人気以内で連対していた馬は【2・2・3・6】と半数以上が馬券絡みを果たしているように、関連性が深い。今年の該当馬はこの馬だけなので、軽視禁物だ。アルテミスSで4着、エルフィンSで5着と、OPクラスでの好走歴があり、戦歴も見劣りしない。

★相手=エリカヴィータ
新馬勝ち直後に臨んだフェアリーSは、進出を開始した4コーナーで他馬にアタックされ、バランスを崩す不利が大きかったエリカヴィータ。10着もやむなし。ストライドが大きい走りで、デビュー勝ちを決めた東京コースに戻るのはプラス。前走のリベンジを果たしたい。

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