池江璃花子 (C)週刊実話Web
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池江璃花子『アジア大会』に出たい! なりふり構わぬ“お受験式”滑り止め作戦

アジア大会に出たい! そのために、競泳女子の第一人者、池江璃花子が取った作戦は〝お受験〟だった。


「4月28日開幕の日本選手権で、池江は計5種目にエントリーしてきました」(スポーツ協会担当記者)


その種目とは、50、100、200メートルの自由形と、50、100メートルのバタフライ。5種目とも池江が得意とするものだが、五輪イヤーでもない今季にここまで意気込んできたのには、ワケがある。


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池江は3月の選考会レースでパッとせず、6月の世界選手権と9月のアジア大会への代表入りを逃していた。しかし、日本選手権で好成績を挙げれば、「アジア大会の追加メンバー入り」が可能となる。それを聞かされ、池江のアスリート魂に火がついたのだ。


「詳細な競技スケジュールはこれからですが、1日に複数レースに出場するのは間違いありません。複数レースは経験済みですが、レースとレースの間のインターバルがないので、どこまで体力が続くか…」(同・記者)

今後は競技を絞り専念していく

アジア大会に出たい気持ちは分かるが、これでは滑り止めで何校も入学試験を受ける受験生と同じ? いや、年度末試験に自信のない大学生が留年したくない一心で、一般教養の講義を1~2コマ余計に履修する姿を彷彿とさせる。そういう意味では、池江も大学生らしくなったのかもしれない。

「3月に所属する日本大学競泳部の新入部員に対し、池江は女子の主将として訓示を伝えました。『私たち先輩を頼ってほしい』と言い、その直後、『勉強以外で』と付け加えて周囲を笑わせていました。大学対抗レースでは、部の都合から得意種目ではない平泳ぎに出ることもありました。でも、今年は平泳ぎを得意とする新入部員もいたので、自由形やバタフライに専念してくるかも」(関係者)


世界選手権の代表入りを逃した選考レースでは「あと一歩」及ばなかった。また、不振を悟ったために棄権した種目もあった。


〝お受験式滑り止め作戦〟は、自身の不甲斐なさを払拭するのはもちろん、後輩たちにカッコいい姿を見せたいとの思いもあるようだ。