相撲のぼり (C)週刊実話Web
相撲のぼり (C)週刊実話Web

不仲説浮上!御嶽海VS若隆景…先輩・後輩の経緯から新たなバトル勃発か!?

ついに、大相撲界にも東京大学出身力士が誕生することになった。4月15日に行われた夏場所の新弟子検査を東大4年の須山穂嵩が受験、体格検査をパスした。


これまで国立大出身の力士はいたが、さすがに東大は史上初。「力士に学歴は何の役にも立たない」と言われてきただけに、居並ぶ親方たちも「大相撲界もそういう時代になったのか」と一様に感慨深げだった。


【関連】相撲協会“無風の再選”の八角理事長、重要課題「赤字解消」失敗で一大ピンチも ほか

そんな中、大相撲界で最も脚光を浴び、また沸いている大学といえば、東洋大学だ。何しろ初場所の覇者・大関の御嶽海、春場所の覇者・関脇の若隆景は、いずれも東洋大OB。しかも、「オレがしっかり教育してやる」と御嶽海が大学4年時、合宿の相部屋の相手に2年の若隆景を指名、2人は1年間、同じ部屋で暮らしているのだ。


文字通り、同じ釜の飯を食い、同じ部屋の空気を吸った間柄。しかし、この2人の仲はどうもおかしい…。

昔の因縁を引きずって…!?

初場所で優勝して大関に駆け上がった先輩(御嶽海)の後を追うように若隆景も、新関脇としては69連勝の双葉山以来86年ぶり、福島県出身としては関脇・栃東以来50年ぶりに春場所で優勝。この快挙に東洋大関係者は大喜び。「よくやった」。御嶽海は真っ先に駆け寄って祝福してもおかしくなかったが、声すら掛けなかった。「どうして」という記者団からの問いに、こう冷ややかに答えている。

「それは必要ないんじゃないですか」


また、「後輩の優勝をどう思うか」の質問にも「大関として恥ずかしい」と祝福ではなく、我が身を責める言葉を口にしたのだ。


御嶽海は若隆景が優勝を目前にしていた春場所13日目、「優勝はまだ早い」といわんばかりの相撲で、一方的に寄り切って勝っている。2人は不仲なのか。


「確かなことは分かりませんが、若隆景が角界入りする際、御嶽海は自分のいる出羽海部屋に誘ったようです。ところが、若隆景はそれを蹴飛ばして兄2人がいる荒汐部屋に入門した。以来、2人の仲はギスギスしだした」(担当記者)


5月8日から始まる五月場所が楽しみだ。