(画像)IKO-studio / shutterstock
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『月曜日のたわわ』問題に『ラブひな』の作者が「典型的な外圧」と猛反発!

『ラブひな』『魔法先生ネギま!』などの人気作で知られ、今夏の参院選に自民党から出馬予定の漫画家・赤松健氏が、4月16日に自身のnoteを更新。漫画の表現の自由について持論を展開した。


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「発端は、今月3日付の日本経済新聞に掲載された漫画の全面広告に対し、国連女性機関が抗議したことでした」(ネットライター)


問題視された漫画は『月曜日のたわわ』。もともとは、漫画家の比村奇石氏が自身のツイッター上に毎週月曜日にアップロードしていたイラストだった。


https://twitter.com/anime_tawawa2/status/1508371351903834115


「憂鬱な週明けを迎えた社会人や学生たちに、少しでも元気になってもらおうと、バストの大きい健康的な女子高生のイラストを毎週月曜日にアップしていたものです。それが評判を呼び、『週刊ヤングマガジン』などで漫画作品として連載されていたのです」(同・ライター)


日本経済新聞は、同作の主人公でIカップバストを誇る制服姿の女子高生「アイちゃん」のイラストを全面広告に掲載。これに国連女性機関が噛みついたというわけだ。

女性からは大ブーイング

こうした一連の流れに危機感を覚えた赤松氏は「私は、この抗議は典型的な『外圧』であって、表現の自由を守るために徹底的に反対しなくてはならないものと考えています」とつづり、こう続けている。

「なぜ創作物及びその広告が、ステレオタイプの強化につながり、性的搾取を奨励することになるのでしょうか。創作物の内容が何であれ、その内容やその創作物の中で起きていることを、それを読んだ人間が起こしてしまう危険があれば、我々創作者は何も書く/描くことはできません。現実で、マンガが戦争を助長したとか、殺人を奨励したなんて話は聞いたことがありません。なぜ、女子高生を描いたマンガに限っては、こんな不合理な規制の根拠を高らかに主張されるのか。合理的な理由や科学的な根拠を示してほしいと思います」


https://twitter.com/KenAkamatsu/status/1515129126495023104


しかし、そんな赤松氏の主張に、ネット上では女性から大ブーイングが起きている。
《この人自民党から出馬する予定らしいけど、こんな感覚で大丈夫? もし仮に議員になっても炎上を繰り返しそう》

《まあこの人もエロ漫画描いてるもんね。反対するしかないよねw》


《狙われるのが思春期の女の子だからだよ。この人、馬鹿なのかな》


《では男子学生の股間を強調したイラストの横に「月曜日のもっこり」と書いて広告出したら抗議が来ないとでも思っているのだろうか? やっているのは同じこと》


《じゃあ男子高校生を萌えキャラにして描いてみろや! そもそも“たわわ”って響きもイヤ》
https://twitter.com/comic_natalie/status/1510820735279050755

今回の『月曜日のたわわ』騒動では、赤松氏以外にも自民党の山田太郎参議院議員などが「国連による看過できない外圧」と指摘している。


「ネット上ではいまだフェミ層を中心に非難の声が広がっていますが、創作物に対し〝女性はこうあるべき〟と単純に決めつけてしまうのは『表現規制』と捉えられても仕方ありません。私も、いちライターとしては、さすがに国連女性機関の抗議はヤリ過ぎだと思うのですが…」(前出・ネットライター)


赤松氏の主張は、参院選で有権者にどう判断されるのか。