『加トちゃんといっしょ』著者:加藤綾菜/双葉社
『加トちゃんといっしょ』著者:加藤綾菜/双葉社

『加トちゃんといっしょ』著者:加藤綾菜〜話題の1冊☆著者インタビュー

加藤綾菜 1988年4月12日生まれ、広島県出身。2011年に日本を代表するコメディアン・加藤茶と結婚。45歳の年の差婚として話題になる。現在は10周年を迎え、料理研究や介護資格取得など、その献身ぶりが注目されている。
【関連】『雌伏三十年』著者:マキタスポーツ〜話題の1冊☆著者インタビューほか

――加トちゃんと結婚して10年以上が経ちました。新婚時代と何か変わったことはありますか?


綾菜 私達自身は何も変わっていないのですが、強いて言うならカトちゃんの3歩後ろを歩くような私だったのに、今は「カトちゃんは私が守る!」という気持ちが強くなり、つまずいたりしないように前を歩くようになりました(笑)。すべてのことを頼り切っていた10年前と比べて、私の意識もかなり変わったと思います。


――綾菜さんのアルバイト先に加トちゃんが現れたことがきっかけで、交際に発展したそうですね。結婚を意識したのはいつ頃からですか?


綾菜 話すうちに「なんて誠実な人なんだろう」「加トちゃんとずっと一緒にいたい」と思いました。運命を感じたのは、交際して初めて加トちゃんの家に行った日でした。余った野菜でオムレツを作ったのですが、それを食べた加トちゃんが「お母ちゃんの味だ!」と涙を流して喜んでくれたんです。お互い「この人だ!」と感じた瞬間でしたね。

“95歳から”のんびり夫婦仲良く

その後、2011年3月11日の東日本大震災のときに、いつものようにお寿司屋でアルバイトしていたのですが、私のことを心配した加トちゃんが8時間かけて迎えに来てくれました。携帯電話もつながらない状況だったので、ものすごく安心して、この人と結婚したいと思いました。

――テレビで大人気の加トちゃんですが、プライベートではどんな方なのですか?


綾菜 とても真面目で恥ずかしがり屋ですね。1つのことに集中するとひたすら没頭しています。ネタも何時間でも考える人なので、本当に尊敬しますね。またかなり几帳面で、カバンの中もきっちり整頓されていますね。


歯磨き粉も端から綺麗に出すタイプで、握ってグチュと出す私はよく注意されています。大雑把な私とは相性はバッチリです!(笑)


――今後はどんな夫婦生活を送っていきたいですか?


綾菜 加トちゃんも79歳になりましたので、大きな目標はありません。日々、体も衰えていくわけで、今の状態をキープするのにも努力が必要です。


ですので、食事面などは私がサポートして、「現役で95歳まで舞台に立ちたい」という加トちゃんの夢をかなえてあげたいですね。95歳からはのんびりと夫婦仲良く暮らしていきたいですね。


あと、共通の趣味がないので一緒にできる趣味を見つけたいですね。まずは今年、夫婦で書道や絵を描いたりしてみたいです。


(聞き手/程原ケン)