12月6日に放送された妻夫木聡主演の連続ドラマ『危険なビーナス』（TBS系）の第9話の平均視聴率が、ついに二桁を割り、8.7％（ビデオリサーチ調べ、関東地区／以下同）だったことが分かった。

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同作は人気作家の東野圭吾氏の同名小説が原作のラブサスペンス。妻夫木演じる独身獣医の主人公・手島伯朗が、異父弟・矢神明人（染谷将太）の失踪事件を機に、明人の妻（吉高由里子）と名乗る謎の美女・矢神楓に翻弄されながらも、「30億円の遺産を巡る壮大な謎解き」に挑んでいくというストーリー。

初回は14.1％と好発進だったものの、第2話以降の視聴率は12.5％、11.7％、11.0％、10.9％、11.2％、10.9％、10.9％と視聴率は徐々に落ち込み、ついに一桁にまで落ち込んでしまった。

このていたらくにネット上からは、

《あんまりおもしろくないのは確か。謎解き全然進まないし。だらだらと似たような繰り返し》 《吉高、妄想、見たくないの気持ちは分かる》 《予告詐欺や最終回前でいろいろ広げ過ぎた感は否めない》 《まじで面白くない　頑張って5話あたりまで見たけど脱落した》

など、酷評の声ばかりだ。

“危険なビーナス”な感じが全然ない！

また、ヒロインの吉高由里子についても、

《妻夫木聡が見たくて頑張って見てるけど、毎回毎回ベタベタに甘えた「おにぃたまぁ～！」に調子を狂わされる。謎解きや伏線回収にワクワクするドラマかと思ってたけど、かなり違った》 《危険なビーナス感全然ないんだよなぁ…。話し方もあれじゃ馬鹿な女子大生じゃん》 《吉高が「お兄様～」と言うと場面全体がヘラヘラした感じになる。ミステリアスな話なのに雰囲気が合ってないと思う》

などと、ミスキャストの声が上がっている。

『危険なビーナス』が放送されている枠は、今ドラマ界で最も視聴率が取れるといわれるTBS「日曜劇場」。前クールで放送された堺雅人主演『半沢直樹』は、最終話で32.7％という令和の最高視聴率（単話）をマークしたのが記憶に新しい。

2019年10月期の木村拓哉主演『グランメゾン東京』、今年1月クールの竹内涼真主演『テセウスの船』、同7月期の『半沢直樹』と高視聴率をマークしてきた後だけに、大失速が目立ってしまっている。12月13日に最終回を迎えるが、果たして有終の美を飾ることはできるだろうか。