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東大入学式で「ロシアを悪者にすることは簡単」河瀬直美監督の発言が大炎上「何言ってんだ」

(画像)Krakenimages.com / shutterstock

東京大学の入学式が、4月12日に東京・千代田区の「日本武道館」で開かれ、新入生約3100人が出席。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、昨年に続いて家族らの出席は許されなかったが、式典の様子はインターネットで動画配信された。

藤井輝夫学長は式辞で、ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「対話や交流の実践が果たす役割の大切さを見つめ直し、大学が不幸からの脱却にいかに貢献できるか、という問いに向き合う必要がある」と指摘。「困難な状況の先に広がる輝かしい未来に向かって、ともに歩んでいきましょう」と学生たちに呼び掛けた。

「最高学府の入学式で言うことか?」

ところが、この問題について来賓の映画監督・河瀬直美氏は、「ロシアを悪者にすることは簡単」と発言。続けて、こう語りかけたのだ。

「なぜ、このようなことが起こっているか。一方的な側からの意見に左右されてモノの本質を見誤ってはいないか。誤解を恐れずに言うと『悪』を存在させることで私は安心していないか。自分たちの国が、どこかの国に侵攻する可能性があるということを自覚しておく必要がある。そうすることで、自らの中に自制心を持って、それを拒否することを選択したい」

この発言が動画配信されるや、ネット上で大炎上。

《東大は何でまた五輪問題の河瀬直美なぞ呼んでヨタ話させてんだ? 東大生もいい迷惑だろ》

《ロシアを悪者にすることは簡単ってそりゃあこの状況でロシアが正しかったことにするのは無理でしょうからねぇ。最高学府の入学式で言うことか?》

《自分たちの国がどこかの国に侵攻する可能性があるということを自覚しておく必要があるだってさw なんでこの人が来賓なんだろうね》

《権力に媚びて捏造プロパガンダかました自分と重ねているのだろうか? よくもまぁ参加できたもんだね。呼ぶ方も呼ぶ方だが》

《日本の最高学府で何言ってんだこいつ》

河瀬監督は昨年、東京五輪の開催ついて「みんな喜んだはず」「東京五輪の反対デモにお金で動員されていた人がいた」などと発言し、物議を醸した。

「そのため、今回の発言も左派からかなり激しい突き上げを食らっていますね。もっとも、ネット上では『納得できる』という意見も多いことも確かです」(ネットライター)

川瀬氏の発言については賛否があるが、東大に入学するほどの優秀な学生たちなら、自分できちんと判断、咀嚼できるのではないか。

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