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ヤマハSR“再び生産終了”に悲鳴…~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

「隙間ビジネス」舞台裏
「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

ファンの間から悲鳴が上がった。昨年3月15日、1978年にデビューしたヤマハ発動機のバイク「SR」の日本国内向けの生産が、終了してしまったのである。

最終生産分はすぐに完売となり、もう新車で手に入れることはできない。

「SRは、バイク然としたシンプルな美しさと単気筒エンジンならではの味わいが、幅広くライダーに支持され、ロングセラーを続けてきた名車です。生産止めの理由は、規制によりABS(アンチロック・ブレーキ・システム)非装備車が、2021年10月までしか生産できなくなってしまったこと。次に22年10月以降に生産される車両には、20年に設けられた国内排ガス規制のクリアが求められることの2点が大きい」(バイク誌記者)

復活の声が殺到したら…

SRは、日本バイク史の中でも燦然と輝く名車だが、生産終了となったのは今回が初めてではない。08年にも翌年から適用された自動車排出ガス規制の強化に対応できなかったことから、一度、その歴史が途絶えたことがある。

しかし、ファンから復活の声が殺到し、ヤマハは改良型として09年12月に再登場させた。その前例を踏まえれば、近いうちに規制対応版のSRが発売されるのではとの期待は絶えない。

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