米動画配信大手のNetflixが、日本テレビ系の人気バラエティー特番『はじめてのおつかい』シリーズを3月31日から配信を開始し、海外の視聴者から「信じられない」と驚きの声が上がっている。
同番組は、生まれて初めて1人で「おつかい」に挑戦する子どもたちの奮闘ぶりを、ドキュメンタリータッチで描くバラエティーだ。
「おつかいの最中に発生するトラブルなどを通して、子どもの成長やひとり立ちすることの大切さを伝える番組で、特番として30年以上にわたって放送されている超優良コンテンツです」(他局のスタッフ)
登場する子どもの年齢は3歳から6歳が多いが、まれに1歳や2歳の子が出演することもある。これが、海外では「信じられない」というのだ。
アメリカでは、この番組を視聴した女性のツイートをきっかけに、書き込みが殺到している。
《北米じゃ考えられない番組。日本では子どもは誘拐されないの?》
《この番組は日本だから放送できる。アメリカでは絶対無理だね》
《これ、親は不安じゃないのかな。ちょっと信じられない…》
《番組は面白いけど、ヒヤヒヤして落ち着いて視聴できない。日本の治安のよさはすごいね》
日本国内でも「児童虐待」を疑う声
同番組は、これまでにも香港、台湾、ベトナム、タイ、シンガポール、マレーシア、ハワイなどでは現地語の吹き替え版が放送され、好評を博している。
「日本の視聴者なら誰もが知っていることですが、撮影には数多くのスタッフが動員されており、事故が起きないように目を光らせています。さすがに誘拐事件に発展するようなことはないでしょうが、今回、初めて配信された治安の悪い国や地域の視聴者にしてみれば、気が気ではなかったのかもしれません」(前出・他局のスタッフ)
毎回、スタジオのゲストが大泣きするシーンも見どころのひとつだが、実際におつかいに出た子どもが大泣きすることもある。最近では、こうした過剰な演出に「児童虐待じゃないか」「見ていてイライラする」などと、日本国内でも非難の声が上がっていることも事実だ。
子どもたちの身の安全が気になって、素直に涙を流して感動することができない外国人視聴者が多いのも納得できる。
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