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JRA重賞『大阪杯』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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GⅠに昇格してから今年で6回目。過去5回で二桁人気の馬の激走はないものの、昨年が10万馬券、3年前が9万馬券と、3連単の好配当は出ている。1番人気は【2・0・2・1】と安定はしているので、組み合わせの妙で穴馬券を狙うのがいいのかもしれない。

★軸馬=エフフォーリア
昨年は皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念を制し、年度代表馬にも選出されたエフフォーリア。アーモンドアイやコントレイル、クロノジェネシスらが引退した今、この馬が現役最強と言って差し支えないだろう。ここまで通算7戦6勝で、唯一の敗戦はダービーのハナ差2着と安定感も抜群。2000メートルは4戦4勝、休み明けも3戦3勝と、距離やローテーションも不安なし。阪神コースは初参戦でも、それが障壁となることはないはずだ。複数のGⅠ馬がドバイ遠征で国内不在なら、ここで負けるわけにはいかない。

★相手=ジャックドール
目下5連勝中と快進撃が止まらないジャックドール。2走前の白富士Sが1分57秒4(東京芝2000メートル)、前走の金鯱賞が1分57秒2(中京芝2000メートル)と、好タイムでの逃げ切り勝ちを続けており、特に金鯱賞は、昨年の大阪杯の覇者レイパパレを問題にしなかった。ここもおそらく逃げることになるだろうが、他に強力な逃げ馬がいない。マイペースに持ち込んで押し切りを狙う。父のモーリスも、4歳から5歳にかけて7連勝(後半の4連勝はすべてGⅠ)と、勢いに乗った時は、誰も止められなかった。この血統背景でもあり、初のGⅠでさらに連勝を伸ばしても不思議ではない。

★相手=レイパパレ
デビュー6連勝で昨年の大阪杯を制したレイパパレ。それ以降の3戦は④⑥⑥着とややモタついたが、前走の金鯱賞は復活の兆しを見せる2着。ジャックドールには突き放されたものの、再浮上のきっかけにはなりそうな走りだった。阪神芝2000メートルは2戦2勝と、舞台に不足なし。馬場が渋って他馬が苦労するようなら、よりチャンスは広がりそう。

安定感抜群のアリーヴォが3強に割って入る!?

★相手=アリーヴォ
前走の小倉大賞典は、小回りコースでは不利な大外枠発進で、終始馬群の外目を回るロスの大きい競馬だったが、最後は力強く伸びて後続を突き放したアリーヴォ。芝での9戦のうち、4着以下になったのは距離の長かった菊花賞だけ(7着)。2000メートルでも【2・1・1・0】と崩れていない。ここは相手が一気に強くなり、勝つまではともかく、馬券圏内突入なら可能性は十分。渋った馬場も得意だ。

★相手=ヒシイグアス
前走の香港Cは、ラヴズオンリーユーとアタマ差の2着と際どい勝負を繰り広げたヒシイグアス。8カ月ぶりの天皇賞・秋こそ5着だったが、ひと叩きして状態も上向いていたようだ。昨年の年明けに中山金杯、中山記念と連勝した時は、GⅠに届きそうな勢いを見せていた馬。この距離も得意で、あらためて期待したい。

★相手=キングオブコージ
長期休養もあって伸び悩み気味だったキングオブコージだが、前走のアメリカJCCで1年8カ月ぶりの勝利を挙げた。春になってさらに調子を上げるタイプでもあり、過去6勝中5勝を記録している横山典弘騎手とのコンビも脅威だ。

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