
葬儀の時は、主人の会社関係の方々がたくさん来ましたが、三回忌になると訪ねてくる人もなく…。1人で寂しく仏壇に花を飾っていた時、主人の親友が訪ねてきました。
彼だけは毎年、命日を忘れずにお線香をあげてくれました。そんな彼が、なぜか深刻な顔をしています。
「どうかされましたか?」と尋ねたところ、「実は、言いにくいのですが…」と話し始めました。
彼は夫の遺言書を持っていて、それは三回忌まで私が独身だったら、抱いてあげてほしいという内容でした。その証拠に私の性感帯を記した絵があり、主人でなければ絶対に分からない場所ばかりだったんです。
「嫌でしたら帰ります」
しばらく沈黙が続きましたが、なぜか「夫の遺志を尊重します」と頭を下げていました。配偶者を亡くしたからといって性欲が消滅することはなく、自分で処理する毎日でした。
夫は私のセックス願望が特別強いことも理解して、彼にお願いしたのでしょう。
「では、シャワーと寝室をお借りできますか?」
「もちろんです」
お互い体を清めた後、仏壇に肩を並べて下着姿のまま手を合わせました。
「ああっ、おかしくなる…」の言葉が挿入の合図
それから別室に敷いておいた布団に入り、キスを受け入れます。まさに、主人がしてくれた舌先を歯の裏側に当てる独特の愛撫。
「あん、上手すぎる…。もう濡れてきちゃった」
「奥様の取扱説明書が別途ありまして、熟読しました」
続いて、指で背中をすっと触られ、鳥肌が立ってしまいました。アソコがキュンと収縮するのを感じていると、「舐められるの好きでしょう?」と、円を描くようにクリトリスを舌先でこねくり回します。
「ああっ、おかしくなる…」
「その言葉が出たら、挿入ですね。マニュアル通りだ」
彼は戦闘態勢になった熱いペニスを、腰を左右に振りながらゆっくりと挿入します。それだけでもうイキそうになり、「ううっ」とうめき声が出たほどです。
あまりに亡き主人の癖まで研究されているので、命日に主人と愛し合っている錯覚に陥ったほどです。小刻みに腰が動き、子宮が興奮で下がってきた瞬間、ついに深い快楽に達しました。
エクスタシーと同時に笑顔の主人が思い浮かび、性欲と忠誠心が闘いながら、最後は「もう1回して」とおねだりしていました。
(書き手・奈倉清孝)
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