今夏の参院選に、おニャン子クラブの元メンバーで女優の生稲晃子を自民党が擁立する案が浮上し、ネットでは大ブーイングが巻き起こっている。

「改選数6の東京選挙区で、3期務めた75歳の中川雅治氏が引退を表明。中川氏は安倍晋三元首相が会長を務める『清和政策研究会』所属のため、安倍元首相が気に入っていた生稲さんに白羽の矢が立ったようです。とはいえ打診もつい最近で、生稲さん本人は驚いていると報じられていますし、党内でも慎重論があり、今回の報道は〝観測気球〟と思われます」（政治記者）

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生稲は2011年4月に乳がんの診断を受け、13年に再発。右胸の全摘出手術を受けた経験がある。

「その闘病の経験を踏まえ、16年に政府の『働き方改革実現会議』の民間メンバーに選出されていました。病気の治療と仕事の両立をどう支援していくかがテーマとなった会合では、当時の安倍元首相に対し、主治医、会社、産業医・心理カウンセラーによる〝トライアングル的な連携サポート〟を提言。このときに安倍元首相が政治家としての可能性を感じたものと思われます」（同・記者）

おニャン子総出の応援演説!?

しかし、ネット上には反対意見があふれている。

《選挙カーの上でおニャン子クラブの歌を歌えばアラフィフのおぢさんたち大喜び。選挙プロモーションは秋元康？とんねるずも出てきたりして。キムタクの嫁や国生やW渡辺も応援演説？秋元の嫁も30年ぶりに人前に？》

《それなりの政治意識や考え方かあればタレントだろうとアイドルだろうと職業は関係無いが　国の食糧自給率の計算方法すら知らないアイドルが立候補とか　不倫大好きアイドルが現職とか　他多数　色々振り返って見ると異常だ､､､悪政極まれり　国が滅ぶぞ》

《知識も経験も無い無能な擁立は一国民として断固お断り致します。三原や今井がやっと落選すると安堵していた矢先に何考えてんねん！》

《スピードの議員で懲りたんじゃないんですね。当選してから、勉強します、みたいな人、国民はそんな余裕はないんですよ。その覚悟がなければ、この話、受けないで欲しいです》

《申し訳ないけど、こんな記事が出るたびに参議院は不要じゃないのかと強く思う。AKB48の誰か出たら。20代の投票率あがるしとんでもない結果がでるやろうし、いいかげんにしろや》

《自民党って元アイドルが好きなんですね。そのうち初音ミクみたいな架空のアイドルも立候補させそうです》

【《》内はすべて原文ママ】

こうした声が多いのも当然だと言うのは芸能プロダクションの関係者だ。

「病気を克服した芸能人という枠では三原じゅん子議員、元アイドルグループというカテゴリーではSPEEDの今井絵里子議員がいますよね。どちらも国民のイメージが良いとは言い難い。実際、元モー娘。の市井紗耶香は落選していますし、生稲もすんなり出馬要請を受けるとは思えない」

ちなみに、ウクライナのゼレンスキー大統領も元コメディアンだ。タレント候補というだけで毛嫌いするのも考えものだが、生稲はネットの反対意見をどう受け止めるのか。