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わくわく『地方競馬』情報~第47回スプリングカップ/第25回クラウンカップ

『地方競馬』情報
『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

全日本2歳優駿を勝ち、川崎競馬のスターホースでもあるヴァケーション(牡5)が、水沢競馬(畠山信一厩舎)へ移籍したことが分かった。

2021年は未勝利に終わった同馬だが、国際交流JpnⅠを勝った実力は、水沢競馬で生きるはずだ。

能力検査を受けて、順調にいけば4月中に水沢での緒戦を迎えることができるはず。水沢ファンはもちろん地方競馬ファンなら、ぜひその動向に注目したい。

さて、その水沢競馬では、シーズン最初に行われる重賞『第47回スプリングカップ』(M2・1600メートル)が、4月3日に行われる。1975年に創設されてから度重なる距離変更、名称変更を乗り越え、13年から重賞に格上げ。しかし、18年から準重賞に降格し、20年から再び重賞へ格上げされたという複雑な歴史を持つ。

地味な印象のあるレースだが、歴代の勝ち馬はなかなか豪華な顔ぶれが並ぶ。岩手競馬歴代最多重賞勝利数となる地方重賞19勝を挙げているエンパイアペガサス、その後、東北二冠とダービーグランプリを勝ち、さらに川崎に移籍後、東京記念と金盃の長距離重賞を制しているフレッチャビアンカ。昨年の勝ち馬リュウノシンゲンもその後、岩手二冠を成し遂げており、まさに出世レースと言えるだろう。今年も新たなスターが現れる可能性は十分ある。

重要なステップレース『クラウンカップ』

そして、4月6日には川崎競馬で『第25回クラウンカップ』(SⅢ・1600メートル)が開催される。98年に創設され、3歳クラシックの重要なステップレースに位置づけられており、これまでに東京ダービー馬5頭、羽田盃馬1頭、東京プリンセス賞馬1頭を輩出している。

ちなみに昨年の勝ち馬ジョエルは、三冠レースこそ平凡な成績に終わったが、夏の黒潮盃を勝ち、その後のダービーグランプリでも2着と好成績を残した。

約1カ月前に同じ川崎1600メートルで行われる、3歳オープン『椿賞』の勝ち馬が3年連続で優勝しており、今年も注目を集めるはず。

今年の椿賞を勝ったのは、好位追走からゴール前できっちり差し切ったフレールフィーユ。順調にいけば間違いなく出走するはずで、期待に応えることができるか注目したい。

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