歴史が動いた2022年3月21日。ボートレース発祥の地・大村ボートにおいて、女子選手としては史上初となるSGウイナーが誕生! 滋賀支部の遠藤エミが時代を変えた。
SGレース28回目の挑戦での快挙。過去には寺田千恵、横西奏恵がSGの優出を成し遂げているが、栄光のゴールは遠かった。
今年最初のSG。ボートレースクラシックの舞台は、イン最強水面の呼び声高い長崎県のボートレース大村。ここで予選道中からパワーモーターを駆使して遠藤が活躍。予選トップ通過を決めた。そして迎える準優勝戦。インからしっかりスタートを決め、自身初のSG優出を「優勝戦1号艇」という形で決めた。
女性レーサー初の年末のグランプリ出場へ!
「前夜は眠れなかった」と相当の重圧がのしかかったが、優勝戦でもインから逃げて快挙を成し遂げて見せた。
遠藤といえば、デビューしてから自宅にボートのコックピットを模した操縦席を作り、イメージトレーニングをしていたという。攻撃力は女子屈指。誰もが認める存在が、ついに大仕事をやってのけたのだった。
この優勝で5月のオールスター、さらに女性レーサー初の年末のグランプリ出場へも大きく近づいたのは言うまでもない。この後、どこまで大きく発展するか、目が離せない。