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「ドライブ・マイ・カーどころじゃなくなった」アカデミー賞でウィル・スミスが暴力沙汰

ウィル・スミス
(画像)​​Kathy Hutchins / shutterstock.com

米俳優のウィル・スミスが、3月27日(日本時間28日)にロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された第94回アカデミー賞授賞式に出席。プレゼンターに強烈なビンタをお見舞いするハプニングが発生した。

ドキュメンタリー部門のプレゼンターとして登壇したコメディアンのクリス・ロックが、ウィルの妻で女優のジェイダ・ピンケット・スミスに向かって、こんなジョークを飛ばしたのだ。

「ジェイダ、愛してるよ。『G.I.ジェーン2』が待ちきれない」

妻の容姿をバカにされたウィルは、式の途中にもかかわらずツカツカと壇上に向かうと、突然、クリスに全力でビンタをお見舞い。「お前のファッキンな口から妻の名前を出すな!」と、放送禁止用語まで使用して怒鳴ったのである。

「ジェイダは、2018年に“脱毛症”を告白し、坊主頭にしているんです。1997年に公開された『G.I.ジェーン』は、主演女優のデミ・ムーアが坊主頭で熱演し、話題になった作品ですから、クリスはそれに引っ掛けた軽いジョークのつもりだったんでしょうが…」(映画ライター)

毒舌が売りのコメディアン

このウィルの激高ぶりには、日本のファンも仰天。

《大事件! ウィル・スミスが、プレゼンターのジョークにキレてマジで舞台上でぶん殴った!!》

《突然のウィルのパンチに固まったわw 一瞬なにが起こったか分からなかったけど、奥さんのこと馬鹿にされたんだな。そりゃクリスも殴られて当然だろ》

《いや~、ビックリした。ブラックジョークには分かりやすいボーダーがないから難しい。でも行き過ぎた発言は許されることではないです》

《ウィル・スミスが殴った写真を見たけどビンタだな。奥さんからかった司会も大概にせえよ》

《奥さんを守ったウィル・スミス、スゴいと思う。でも式の最中に少しやり過ぎじゃないだろうか…》

《ウィル・スミスのビンタやべーw ドライブ・マイ・カーどころじゃなくなったぞw》

ウィルのビンタ後、生放送では一時音声が途切れ、復帰したときには、会場はお通夜状態だった。

「もともとクリスは毒舌が売りのコメディアン。妻の病気をバカにされたウィルの気持ちも痛いほど分かりますが、式の最中に暴力をふるったのはいただけません」(前出・映画ライター)

映画『ドリームプラン』で、キャリア初の主演男優賞を受賞したウィルは、「劇中と一緒で、私はクレイジーな父親に見えるでしょうね。でも愛は私たちにクレイジーな行動を取らせます」とコメント。最後は謝罪した上で、「また呼んでください」と笑った。

今年のアカデミー賞は、ウクライナ問題への対応も注目されていただけに、「暴力」を許すことはできないはずだ。

いずれにしても、アカデミー賞の歴史に汚点を残す出来事となった。

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