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高梨沙羅に北京ショックが再発…“来季は白紙”長期休養も視野に

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Danny Iacob / Shutterstock.com

W杯ノルディックスキー・ジャンプ女子の今季最終戦(個人第19戦)が、3月13日に行われた。

「高梨沙羅も出場し、7位入賞で今季の戦いを終えました。北京五輪後、初の国際大会となった第14戦では優勝しており、シーズン総合では5位でフィニッシュ。明るい材料もたくさんありましたが…」(スポーツ協会担当記者)

最終戦の終了後、高梨は記者会見に臨んだが、発せられたのは〝マイナスの言葉〟ばかりだった。まず「今季を振り返って?」の質問に、失格となった北京五輪の反省があらためて語られた。そして、来季について聞かれたとき、衝撃的な言葉が返ってきた。

「どうしていくかは、もうちょっと考えて、周りの方々とも話し合いをしないといけない。この場では答えを出せないです」

つまり「来季は白紙」と、目にうっすらと涙を浮かべて訴えたのだ。その涙を隠すように、高梨が深々と頭を下げたことで、各メディアも質問を続けることができなくなってしまった。

何度も脳裏によみがえる悪夢…

北京五輪で高梨がスーツ規定違反で失格を告げられたとき、その場にしゃがみ込んで号泣したシーンが思い出された。

「五輪中は食事が喉を通らないほど落ち込んでいました。しかし、その後のW杯出場で、吹っ切れたとも思ったのですが…。高梨をサポートしてきた企業もあり、契約の関係でW杯を休むことができなかったのかもしれません」(前出の担当記者)

メダルを逃しただけならまだしも、自身がチームの足を引っ張ってしまったことに、今も耐え難い思いでいるようだ。今後、競技生活を支えてきた実父、サポートチームのコーチらと話し合いを持つという。

おそらく現役続行を進言されるはずだが、長期休養も十分に考えられる。

「ヨーロッパでは冬季スポーツの人気が高く、スキーのイベントもある。あえてパフォーマーとして出場し、心の傷を癒やすことも考えられます」(関係者)

現役生活最大のピンチ?

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