社会

ZIMAが3本で3000円!輸入販売業者の撤退で“転売ヤー”が大儲け

(画像)Krakenimages.com / shutterstock

米国発のアルコール飲料「ZIMA(ジーマ)」がメルカリで高額転売されている。

「ZIMAは、果実酒がベースのリキュール。日本ではモルソン・クアーズ・ジャパンが販売していましたが、2021年12月末で同社が業務を終了したため、現在は流通在庫のみの販売となっているんです」(ネットライター)

日本では、275ミリリットルのボトルが税別230円、330ミリリットルの缶が税別198円で販売されていたが、在庫が減少するにつれて価格が高騰。現在、通販サイトでは軒並み在庫切れになっているという。

そんな中、メルカリでZIMAを高額転売する輩が出現。ボトル3本セットで3000円、12本セットで6000円などとプレミアム価格で出品しているのだ。

「酒税法違反じゃないのかよ」

ネット上には〝転売ヤー〟に対する批判が殺到している。

《やっぱりこうなったか。転売ヤーのモラルの低さには辟易する》

《転売ヤーはホントどこにでも沸いてくるよな。ちまちま小銭稼いでどうするんだよw》

《ZIMA販売終了してたんだ! 結構好きだったから無くなると思うと寂しいな》

《やっぱり目先にとらわれた馬鹿が湧いたな。出品してる輩は全員通報したほうがいい》

《そもそも酒って勝手に販売していいの? 酒税法違反じゃないのかよ》

《出荷終了のZIMAが案の定高額転売されてて草。本当見境がないというか何というか》

本来、「酒類販売業」の免許を持たずに継続的に酒類を出品する行為は酒税法で禁止されているが、メルカリの規約では、「出品者が自ら飲用する目的で購入した又は他者から譲り受けた酒類のうち、家庭で不要になった酒類は出品することが可能」となっている。

「現状は〝限りなく黒に近いグレー〟といったところでしょうか。あまりに高額な転売が続けば、いずれ悪質な販売者には出品キャンセルや使用制限などの措置がとられるかもしれませんね」(ネットライター)

飲めなくなったら、急に飲んでみたくなるのが人間の性。少しぐらい高くても「最後の記念に」と注文する客がいる以上、そこにつけ込む〝転売ヤー〟は撲滅できない。

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