まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで快進撃を続けている広瀬アリス。

4月期クールに放送されるドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの？』（フジテレビ系）と『探偵が早すぎる』（日本テレビ系）の2作品同時ヒロインにキャスティングされているのだ。

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「コロナ禍やウクライナ侵攻時において莫大な制作費がかかるドラマは1回、1回が正念場です。スポンサーが視聴率を気に掛けるのは当然で、ドラマのヒロインが商品イメージに直結するだけに、キャスティングに関しては以前よりもナーバスになっている。そんな中、1人の女優が2作品の同時ヒロインに抜擢されることは異例中の異例」（制作会社幹部）

アリスが抜擢されたドラマの概要だが、

「『恋なんて――』は月曜午後10時放送。斜陽のフジテレビですが、やはり女優としては魅力的な枠であることに変わりはありません。内容は27歳の恋愛こじらせOLが主人公で、物語もありきたりですが、どこまで数字を伸ばせるのかが注目される。もう1本の『探偵――』は2018年に一度OAされているコメディーミステリーの続編。アリスは滝藤賢一とダブル主演というキャスティングです。映画化企画も始動中。アリスの代表作の1本になるかもしれません」（民放編成関係者）

男女問わない好感度の高さも魅力

アリス人気の理由の1つは、汚れ役などの脇役から美しい主人公を演じ分けられる高い演技力にある。

「アリスはこれまで〝広瀬すずの姉〟の代名詞がつき、芸能界で日陰の人生を歩んできた。だから死体役や場末の娼婦だって演じられるんです。役を選別していたら仕事が来ませんからね。反対にヒロインしか演じてこなかったすずは仕事に困るかもしれません。30歳を超えてしまうと、今のポジションは維持できない。対して、アリスはまさにこれからが成長期なわけです」（ドラマプロデューサー）

さらに、アリスの魅力は男女を問わない高い好感度。

「昨年のCM出演本数『タレントCM起用社数ランキング』（ニホンモニター）は12社。すずと同じ3位なんです。結果、バラエティー番組でも引く手あまた。そういった意味からも業界関係者の高い支持を集めているわけです。さらに、最近は『関ジャニ∞』大倉忠義との熱愛を報じられたが、好感度は落ちていない。性格の良さが視聴者に伝わっているんです」（事情通）

驚かされるのはアリスの年収だ。

「年間1億円は超えています。意外なのは、すずと同額なんです。すずは基本、女優業、アリスはこまめにバラエティー番組でも稼いでいる」（放送作家）

演技もできて笑いもとれるアリス。さらなるブレークが約束されている。