(画像)Desizned / shutterstock
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“売春強要600回”シングルマザーを洗脳し操った極悪夫婦の逮捕劇と金の使い道

2019年7月から昨年11月にかけて、同居していたA子さん(26)に売春をさせていたという夫婦が、3月1日までに警視庁保安課に売春防止法違反(管理売春)容疑で逮捕された。


逮捕されたのは東京都板橋区在住の無職、嵩原ゆき乃(33)と、夫の防水工、優力(29)の両容疑者で、2人はA子さんをマインドコントロール下に置いていたとみられる。


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「確認されたデータによれば、A子さんは約600回の売春行為に及んでいた。その間に860万円以上を売り上げたが、大半を容疑者夫妻に渡していたようです」(警視庁詰め全国紙記者)


A子さんは18年2月、動画投稿サイトでゆき乃容疑者と知り合ったという。当時1歳の息子を抱えたシングルマザーで、仕事もなく、住むところにも困っていたA子さんは、18年11月から3DKの都営住宅で同居生活を始めた。

“立ちんぼ”まで強要されて…

A子さん親子には4畳半の部屋が与えられ、当初の家賃は数万円程度だった。

「当時、A子さんはキャバクラで働いていたが、子どもの面倒見代を請求されるようになり、家賃も12万、17万、30万、40万と値上げされた。そして、夫婦から風俗で働くことを持ちかけられ、デリヘルや出会いカフェで働き、立ちんぼまでさせられていた」(同・記者)


A子さんは「夫婦に子どもを預けており、1人では逃げられない」と思っていたが、2年近くたって知人の勧めで警察に相談し、事件が発覚した。


容疑者夫婦は、A子さんからむしり取ったカネで結婚披露宴を開き、高級車を購入。ブランド品を次々と買って、優雅な暮らしを満喫していた。


警察の調べに対し、2人は「売春していたことは知っていたが、強制はしていない」と、容疑を否認しているという。