今年度から実施されているミッドナイトのグレードレース。山陽を舞台に3月25日より『GⅡミッドナイトチャンピオンカップ』が開催される。
今週は、この5日間の優勝戦線について、有力選手を紹介しながら展望したい。
まずは地元山陽勢から見ていきたいが、近況の勢いが素晴らしい丹村飛竜を推奨してみたい。3月2日に地元ミッドナイトレースで、史上12人目となる10連勝を達成。その後も川口遠征で他を圧倒する試走タイムを計時し、優勝争いを展開した（結果は準優勝）。地元でのミッドナイト開催だけに、絶対的な本命に推したい。ただ、今回はGⅡだけあって相手も強い。
ミッドナイトレースは試走タイムをしっかり重視！
遠征組では黒川京介、篠原睦、滝下隼平、田中茂、久門徹が優勝候補として地元勢に牙をむく。黒川は、年末のSS王座決定戦で優勝争いを展開し、結果は2着だったが株を上げた。特に強烈なスタート力と、スピードは屈指。オープン戦となれば、一層強みは増す。
そして、滝下もミッドナイトの強さは秀逸。元来、並々ならぬスピードを秘めており、後手を踏んでも巻き返してくる。
また、久門も先の伊勢崎GⅡを制しており、復調急だ。総合戦力は確実にアップしており、ハンデ位置が内寄りに置かれるならば侮れない。
春とはいえ、時間帯からしてかなりの冷え込みになるミッドナイトレース。試走タイムをしっかり重視して、車券を狙ってみたい。